2026年6月11日

「ISMSとソフトウェアにはどんな関係があるの?」
「ISMSがソフトウェア開発に与える影響は?」
このように、ISMSとソフトウェア開発における疑問を抱く経営担当者の方も多くいらっしゃると思います。
実は、ソフトウェアの開発を行う組織にとってISMSは、情報を守ることが出来るだけでなく、信頼も向上するのです。
なぜなら、ISMSの取得は、国際的な基準を満たしていることの証明であり、同時にセキュリティ体制を整えることも出来るからです。
ここでは、ISMSでソフトウェア開発がどのように捉えられているのか、また、ソフトウェアの開発を行う組織がISMSを導入するメリットとISMS取得後のポイントについて解説していきます。
本コラムを読み終えていただければ、ソフトウェア開発会社におけるISMSの重要性や価値を見出すことができ、自社のセキュリティ体制を見直す機会となるでしょう。
1.ISMSにおけるソフトウェア開発の重要性

ISMSとは、企業などの組織における情報セキュリティを管理するための枠組みのことで、高度な情報化社会となった現代において、企業はISMSを適切に構築・運用することが求められています。
ISMSの目的は、企業が保有する情報資産をリスクから保護しつつ、適切に活用できる仕組みを整えることです。
近年、ITシステムやネットワークは社会のインフラとしてなくてはならない存在ですが、標的型攻撃やランサムウェアなどによる被害や影響も多く発生しています。
特に機密情報の漏洩は、ソフトウェア開発会社にとっても致命的であるため、情報セキュリティを強化することが非常に重要です。
ソフトウェア開発会社の主な仕事として、
- ソフトウェア開発における要件定義や設計
- ソースコードを記述し、形にするプログラミング
- 不具合の修正やアップデートの対応
などが挙げられるでしょう。
セキュリティ対策が十分でないと、ソースコードに含まれる脆弱性が悪用されたり、開発者のアカウントを乗っ取って要件定義や設計を改ざんされたりするなどの被害が考えられます。
ソフトウェア開発会社がISMSを導入し、リスクマネジメントプロセスを適用することで、開発するソフトウェア情報の機密性や完全性、可用性を維持・改善しながらリスクを管理することが可能になります。
2.ソフトウェア開発会社がISMSを導入するメリット
ISMS認証の取得は、機密情報の漏洩を防止するだけでなく、セキュリティ体制が整備されている証明にもなります。
ソフトウェア開発会社にとってどんなメリットがあるのかを以下でご紹介します。
(1)情報セキュリティレベルの向上
ISMS認証取得の最大のメリットは、企業の情報セキュリティレベルが向上することです。
ISMSの構築と運用を通じて、情報資産の管理が徹底され、リスクに応じた対策が実施されるようになります。
これにより、ソフトウェア開発組織はISMSの情報セキュリティマネジメントの仕組みに従って具体的に何をすべきかを理解し、規格に沿って運用することで、情報セキュリティのレベルを向上させることができます。
情報セキュリティレベルを向上させることは、企業そのものを守ることになります。
(2)取引先や顧客からの信頼向上
ISMS認証を取得することで、自社の情報セキュリティ対策が国際的な基準に適合していることを示す1つの証明になります。
これは、取引先や顧客にISMSを取得していることをアピールでき、信頼獲得へと繋がるきっかけにもなるでしょう。
特にソフトウェア開発会社などの機密情報を取り扱う企業においては、ISMS認証の有無が選定条件となる場合もあるので、競合他社と差別化することができるのです。
官公庁等の行政機関の入札条件としても掲示されているケースがあるため、ISMSの取得は、そのような取引の機会も逃がさず、取引先の拡大に大きく直結すると言えます。
(3)情報漏洩リスクの軽減
ISMSを導入し、社内ルールの設定や仕組みづくりをすることで、従業員の情報セキュリティに対する意識が変わり、従業員によって引き起こされる被害を最小限に抑えることができます。
ソフトウェア開発会社において、ISMSを導入し内部統制を図ることで、作業ミスや不正な操作を未然に防ぐことが可能になり、情報漏洩リスクの軽減にも繋がります。
情報の取り扱い方をマニュアルで規定するなど、あらかじめルールを決め周知しておくことで、組織全体の情報管理を統制できるでしょう。
万が一インシデントが発生した場合でも、あらかじめ定めた手順に基づいて対応することで、被害の拡大防止や早期復旧につなげることができます。
3.ISMS取得後のポイント
ISMS認証は取得して終わりではありません。
取得後の継続的な運用こそが、ISMSの真価を発揮できるのです。
ISMS取得後の継続運用におけるポイントについて、以下でご紹介します。
(1)定期的・継続的な内部監査と改善
ISMSの運用状況を確認する内部監査を定期的に実施していくことが重要になります。
また、情報セキュリティを取り巻く環境は常に変化しているため、新たな脅威の出現や、組織内の変化に応じていく必要があります。
定期的に、監査の結果から改善点を見つけ出して迅速に対応するとともに、リスクアセスメントを見直して対策の更新を行う必要があります。
(2)教育・訓練
セキュリティ意識の維持・向上のため、日々の業務の中で情報セキュリティ対策が確実に実施されるよう、定期的な教育・訓練プログラムを実施すると良いでしょう。
また、情報セキュリティインシデントは、いつ発生してもおかしくありません。
そのため、インシデント発生時に迅速かつ適切に対応できるよう、対応手順を整備し、定期的な訓練を行うことが求められます。
(3)マネジメントレビュー
経営担当者など、組織の上層部が定期的にISMSの運用状況をレビューし、改善に向けた意思決定を行うことも必要になってきます。
そのマネジメントレビューを通して、組織にとってのISMSの有効性を評価し、必要な資源の割り当てや、運用方針の見直しを行うことが大切です。
4.まとめ
いかがでしたか?
今回は、ISMSとソフトウェア開発の関係について、メリットやISMS取得後の運用方法について説明してきました。
ISMSの取得は、簡単なものではありません。
しかし、ソフトウェアの開発を行う企業にとって、ISMSの取得は情報セキュリティレベルの向上、取引先や顧客からの信頼向上、情報漏洩リスクの軽減など様々なメリットをもたらします。
また、ISMS取得後も定期的・継続的な内部監査と改善や教育・訓練、マネジメントレビューなどを実施していくことで、ISMSの真価を発揮することができます。
ソフトウェアの開発を行う際には、ISMSの取得も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ISO・Pマーク(プライバシーマーク)の認証・更新も安心
認証率100% ✕ 運用の手間を180時間カット!
信頼の「認証パートナー」が無料相談を受付中!
一目でわかる
認証パートナーのサービス紹介資料
9,000社以上の支援実績に裏付けされた、
当社サービスの概要を紹介しております。
資料の内容
- ・当社の『サポート費用・内容』
- ・取得までの『スケジュール』
- ・コンサル会社を選ぶ際の『ポイント』
- ・認証パートナーと『他社との違い』
- ・お客様のお声
ISMS(ISO27001)認証パートナー
サービスのご案内
認証パートナーの専門コンサルタントが御社の一員となって事務局業務を行います。
お客様の作業は審査機関との窓口役だけ。それ以外はすべてお任せください。
-
Pマーク
個人情報保護マネジメントシステム
高い保護レベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立し、運用していることを示します。
認証パートナーなら、個人情報漏えい防止の観点も踏まえたサポートを実現します。Pマークの認証ページへ -
ISO9001
品質マネジメントシステム
品質マネジメントシステムは一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるための規格です。
認証パートナーなら、負担が増える形だけのISOではなく、より現場の実態に沿ったISOを実現します。ISO9001の認証ページへ -
ISMS・ISO27001
情報セキュリティマネジメントシステム
情報セキュリティマネジメントシステムは企業・組織の情報を守る規格です(ISMSとISO27001は同義)。
認証パートナーなら、情報セキュリティリスクへの対応計画、緊急時の対応計画踏まえPDCAサイクル回せるような仕組み作りを実現します。ISMS/ISO27001の認証ページへ -
ISO14001
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステムは環境を保護し、変化する環境状態に対応するための組織の枠組みを示します。
認証パートナーなら、課題になりがちな環境法令の対応についても一緒にサポート致します。ISO14001の認証ページへ -
ISO27017など各種対応規格
ISO27017やISO22000など各種規格もお得に 新規取得や運用・更新ができます。ご気軽にお見積りください。
ISO27017など各種対応規格ページへ -
複数規格の同時取得
ISOやプライバシーマークを同時に認証取得すると費用や工数を抑えることができます。安心してご相談ください
複数規格の同時取得ページへ
- © 2022 Three A Consulting Co., Ltd.









