2025年1月22日
ISO22000とは?を今すぐ解決!3分で簡単解説
ISO22000は、食品安全マネジメントシステム(FSMS)の規格です。食品業界では、取引要件や海外展開における必須条件としてISO22000の取得を求められるケースが増えています。そのため、食品業界の企業には取得をお勧めします。取得することで食品安全の強化、企業イメージ向上、ビジネスチャンス拡大などが期待できます。また、ISO22000は国際規格なのでグローバルに通用します。
2024年6月12日
ISO9001における「6.3 変更の計画」とは、組織が品質マネジメントシステム(QMS)に変更を加える際の指針です。組織がマネジメントシステム変更を実施する際に考慮すべき要素や手順について規定しています。組織が変化に適応し、持続的な改善を実現するために変更の計画のポイントを理解しましょう。
「変更の計画」についての要求事項は以下の通りです。
6.3 変更の計画
組織が品質マネジメントシステムの変更の必要性を決定したとき,その変更は,計画的な方法で行わな
ければならない(4.4 参照)。
組織は,次の事項を考慮しなければならない。
a) 変更の目的,及びそれによって起こり得る結果
b) 品質マネジメントシステムの“完全に整っている状態”(integrity)
c) 資源の利用可能性
d) 責任及び権限の割当て又は再割当て
引用:ISO 9001:2015 品質マネジメントシステム-要求事項
主にマネジメントシステムの計画について言及しています。
変更の計画は、ISO9001:2015の品質マネジメントシステムにおける重要な要素の一つです。
変更の計画は、組織がマネジメントシステムに変更を加える際に、
その変更の目的、影響、および実施方法を計画するためのプロセスです。具体的な事例を見てみましょう。
例えば、ある製造会社が新しい生産ラインを導入する場合、変更の計画は次のような要素を含むでしょう。
変更の目的を「製品の品質向上」や「効率化」を掲げるとします。
そのために必要なスペックの製造ラインの導入が必要になりますし、どの程度の品質を目指すのかどの程度の効率化を目指すのかで導入計画が大きく変わってきます。
変更後の品質マネジメントシステムが、ISO9001の要求事項を満たし、システムの完全性が保たれることが重要です。
導入後の製造ラインがマネジメントシステムの要求事項を満たしていない状態や導入後に変更を必要とするようの無いように計画段階で要求事項を満たしている状態であるかを確認しておきましょう。
変更に必要なリソース:人員、場所、予算などが適切に確保されているかを確認しましょう。
確認せずに導入するとなれば、スムーズなライン導入が出来ずに、製造に大きな影響を与えてしまいます。
スムーズな変更プロセスをサポートできるようにする必要があります。
変更の実行に必要な責任と権限が明確に割り当てましょう。
変更の承認者・責任者・実施者が誰なのかを明確にすることで、それぞれの役割・責任が明確になります。
変更がもたらす可能性のあるリスクを評価し、洗い出します。
以下のようなリスクを考慮してください。
リスクを軽減するための対応策を検討し、実行可能な解決策を見つけます。
上記であげたリスクに対しては下記の通り対策を検討します。
変更が顧客に影響を与える場合は、適切なタイミングで顧客に通知します。
適切なタイミングとは事前通知が望ましいです。変更が実施される前に通知しましょう。
また通知内容は、
というように前もって決めておくとスムーズです。
計画された変更を実施し、必要な手順を遵守します。
その際に以下の点に気を付けましょう。
変更の実施状況を定期的にレビューし、目標達成に向けて必要な修正を行います。
下記の項目をレビューし、変更が目的通りに進んでいるかをレビューします。
変更内容やその影響を文書化し、将来の参照や改善のために管理します。
文書化する内容は以下の項目が望ましいです。
ISO9001 6.3変更の計画に関する要求事項の対応は、基本的な内容を品質マニュアルに記載することが適切です。
具体的には、変更の目的、変更の影響、資源の利用可能性、責任と権限の割り当てなどの情報を明確に記述します。
品質マニュアルは、組織内で変更に関する情報を一元管理し、関係者が容易にアクセスできる場所に置かれるべきです。
これにより、変更の計画と実施が適切に管理され、マネジメントシステムの効果的な運用が確保されます。
ISO9001 6.3変更の計画は、組織が変更を実施する際の計画プロセスを定義し、組織がマネジメントシステムの変更を効果的かつ効率的に実施できるようにサポートします。
組織は、適切な変更計画の策定と実施を通じて、持続的な改善と品質管理の向上を実現できるでしょう。
品質マニュアルに変更の計画を明確に記載することで、組織内での情報共有と変更プロセスの管理が円滑化されます。
これにより、組織はISO9001の要求事項を遵守し、マネジメントシステムの効果的な運用を維持することができます。
今聞きたいこと、今すぐ回答!
最短即日・全国対応いたします!
お問合せは
こちらから
全国どこでもオンラインで対応!
気軽にご相談ください!
相談予約は
こちらから
8,000社以上の支援実績に裏付けされた、
当社サービスの概要を紹介しております。
資料の内容
認証パートナーの専門コンサルタントが御社の一員となって事務局業務を行います。
お客様の作業は審査機関との窓口役だけ。それ以外はすべてお任せください。
個人情報保護マネジメントシステム
高い保護レベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立し、運用していることを示します。
認証パートナーなら、個人情報漏えい防止の観点も踏まえたサポートを実現します。
品質マネジメントシステム
品質マネジメントシステムは一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるための規格です。
認証パートナーなら、負担が増える形だけのISOではなく、より現場の実態に沿ったISOを実現します。
情報セキュリティマネジメントシステム
情報セキュリティマネジメントシステムは企業・組織の情報を守る規格です(ISMSとISO27001は同義)。
認証パートナーなら、情報セキュリティリスクへの対応計画、緊急時の対応計画踏まえPDCAサイクル回せるような仕組み作りを実現します。
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステムは環境を保護し、変化する環境状態に対応するための組織の枠組みを示します。
認証パートナーなら、課題になりがちな環境法令の対応についても一緒にサポート致します。
ISO27017やISO22000など各種規格もお得に 新規取得や運用・更新ができます。ご気軽にお見積りください。
ISOやプライバシーマークを同時に認証取得すると費用や工数を抑えることができます。安心してご相談ください