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【ISO14001】トリクロロエチレンを使用しています。法的にどんな対策が必要?

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2019年6月29日

ISO14001の中で、重要な項目として、法令順守があります。
環境に関わる活動の中では、関わっている法律を守ること、ルールに沿った
運用を行うことは必須ですね。

例えば、金属加工業では、切削加工した後の洗浄作業等でトリクロロエチレンを
使われるケースがあります。
ISO14001を取得している場合、関連する法律がどのようなものなのか、
その法律は守られているか、を確認する必要があります。
この場合はどんな法律が当てはまるでしょうか?

現場にもっとも関わるのは「水質汚濁法」「下水道法」の2つではないでしょうか。
法令順守に当たり、以下の順守事項が当たります。

1.水質汚濁法
・特定施設の届け出
・排水、汚水の水質調査を実施し記録を残す
・排水基準の遵守

2.下水道法
└使用開始の時期、下水の量の届け出(変更時も要届け出)
└特定施設の設置、構造変更の届け出
└除外施設の設置
└水質測定を行い記録を残す
└水質基準を守る
└事故発生時の届け出

どちらの法律にも共通しているのは、水質調査を行うことでしょう。
それぞれ、測定の頻度は異なりますので、関連する法令は必ず調べましょう。

ほかにも、「廃掃法」「労働安全衛生法」も該当項目があります。

1.廃掃法
└特別管理産業廃棄物管理責任者の選任
└特別管理産業廃棄物管理表の発行
└特別管理産業廃棄物保管基準の順守
└仕切りを設ける、密封容器に入れる 等

2.労働安全衛生法
└有機溶剤作業主任者の選任
└MSDS(現SDS)の周知 等

ISO14001の審査では、このような法令順守も確認されますので、
どのように行っているかお話出来ると良いですね。

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