2024年11月14日
「ISO離れ」は本当に起きている?離脱や返上の理由は?
近年、ISO認証維持のメリットを実感できなくなり、ISOの認証取得を見送る、あるいは認証を返上するといった、いわゆる「ISO離れ」のケースがあると耳にするようになりました。
ISO9001については認証件数は緩やかに下降気味で、ISO離れしていると言えるかもしれません。一方で、ISO27001を取得する企業数は年々増加しており、ISO離れとは真逆の状況です。
2024年8月9日
ISO9001の改訂内容や時期はまだ公表されていませんが、2〜3年内に新しい規格が発行される予定です。改訂にスムーズに対応するためには、最新情報を定期的に確認し、現状の課題を把握して見直すことが重要です。
通常、ISO規格は5年ごとに見直しが実施され、適宜改訂されます。
AI・テクノロジーの進展に伴ったビジネスを取り巻く環境の変化によって、品質マネジメントシステムに求められる役割が変わりつつあります。
そのため、通常の定期見直し(次回2026年)よりも早期に改訂を開始する必要があるかを検討するために、改訂プロジェクトを予備業務項目段階で登録することになりました。
2023年8月3日、技術委員会176、第2分科委員会 (TC 176/SC2) を構成する国家規格機関による投票が行われ、ISO9001の改訂が確定しました。
既にISO9001認証を取得している企業が、急いで何か対策をする必要はありません。
これまでの規格改訂の際の移行審査を踏まえて、改訂審査は2026年〜2027年になるでしょう。
具体的な改訂内容が発表された際に、変更内容に合わせて自社の運用の見直しを検討しましょう。
規格の移行期限内に新しい規格で審査を受け、認証を取得するまでの対応は、これまでの改訂と変わりません。
2024年8月現在では、委員会原案(CD)を通り、規格案(DIS)まで進んでいます。
以下が、ISO改定までの流れです。
作業用原案(WD)→委員会原案(CD)→規格案(DIS)→最終規格案(FDIS)→ISO発行
参考サイト:国際標準化機構 | ISO/CD 9001
明確な改訂内容や改訂時期は公表されていませんが、2~3年で新しいISO9001が発行されます。
改訂後にスムーズな対応を実施するために、最新情報を定期的に確認したり、現状の課題を把握・見直しすることが重要です。
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