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ISO9001とDXを相互に加速させ、上手に活用する方法

2025年6月24日

ISO9001とDXを相互に加速させ、上手に活用する方法

「ISO9001とDXはどういう関係があるのだろう?」

結論から言うと、ISO9001とDXはとても相性がよく、両者を組み合わせることで品質管理と業務効率の両立を実現できます。

なぜなら、ISO9001が求める「業務の仕組みづくり」と、DXが得意とする「情報の一元管理や自動化」が、お互いに補完し合う関係にあるからです。

紙や手作業による運用を見直し、クラウドやデジタルツールを導入することで、ミスの削減や時間短縮が可能になります。

この記事では、ISO9001の基本とDXの関係性を解説したうえで、実際に成果を出している企業の事例も紹介していきます。

読み終えた頃には、ISO9001とDXは一緒に進めると効果的だと納得でき、次に何をすればよいかが明確になるはずです。

1.ISO9001とDXの関係

ISO9001とDXの関係について知っておきたいポイントは、大きく分けて以下の3つです。

  • ISO9001とDXの基本的な関連性
  • ISO9001がDXに与える影響
  • DXがISO9001にもたらす変化

この関係性を理解していないと、ISO9001の運用が形だけのものになってしまったり、DXがうまく活用できなかったりする恐れがあります。

ここでは、それぞれのポイントを順番にご紹介していきます。

⑴ISO9001とDXの基本的な関連性

ISO9001とDX(デジタル化)は、一見別の話に見えるかもしれませんが、実は深い関わりがあります。

どちらも「品質を高めること」「業務の効率化」を目的としており、組織の改善や成長には欠かせない考え方です。

ISO9001は、製品やサービスの品質を安定して提供するための仕組みを整えることを求める国際規格です。この認証を取得するには、手順を明確にし、責任の所在をはっきりさせ、継続的な改善を行う必要があります。

一方でDXは、紙や人の手に頼っていた業務をITの力を使って、効率的かつ柔軟に進める取り組みです。

たとえば、ISO9001の運用で必要な手順書や記録をデジタル化すれば、記録の検索が早くなり、保管や更新の手間も減ります。また、業務の流れを見える化することで、問題の早期発見や改善にもつながるのです。

⑵ISO9001がDXに与える影響

ISO9001を取得することは、企業がデジタル化を進める上でも大きな後押しとなります。

ISO9001では、文書の管理や記録の保存、責任分担などを明確にし、継続的な改善が必要です。これらに対応するために、紙ベースでの運用ではなく、システムを使って一元管理する企業が増えています。

たとえば、クラウド上で品質文書を管理することで、更新漏れや紛失のリスクが減るだけでなく、関係者全員が同じ情報にすぐアクセスできるようになります。

つまり、ISO9001の取得や運用をすることは、そのままDX推進に必要な土台づくりになっているのです。

⑶DXがISO9001にもたらす変化

DXの導入は、ISO9001の運用方法そのものに大きな変化をもたらしています。

これまでは紙や手作業が中心だった管理業務が、デジタル技術を活用することで、より効率的かつ柔軟なものに変化してきました。

たとえば、顧客からの問い合わせ内容やクレーム対応の履歴をデジタル化して一元管理することで、対応の抜け漏れを防ぎ、迅速かつ的確な対応ができるようになります。

これにより、顧客の不満を早期に把握し、再発防止策を行いやすくなるため、顧客満足の向上につながるはずです。

2.ISO運用におけるDXの活用

DXを上手に取り入れれば、ISOの仕組みをより実用的に活用でき、業務全体の質も高めることが可能です。

ひとつずつ見ていきましょう。

⑴DX技術の導入によるISO9001運用の改善効果

DX技術を活用することで、ISO9001の運用は格段に効率化され、より実用的な仕組みにすることができます。

とくに文書管理や業務の見える化、データ分析の自動化によって、日々の運用にかかる負担が大きく軽減されます。

たとえば、クラウド型のISO運用支援サービス「9001アシスト」では、文書や記録の管理を効率化し、少人数の組織でもISOを無理なく運用できるツールを提供しています。

また、業務の流れをシステムで可視化すれば、作業の流れを誰でも把握できるようになり、属人化の防止にもつながります。

このように、DX技術を導入することで、ISO9001運用の手間を減らすだけでなく、全体の精度とスピードを向上させることができるのです。

⑵DXによる業務プロセスの効率化とISO9001運用の遵守

デジタル技術の導入は、業務プロセスの効率化とあわせて、ISO9001の運用をより確実に守るための仕組みづくりにも役立ちます。

たとえば、業務手順をワークフローシステムで管理すれば、担当者は次に行う作業や必要な手続きを画面上で確認できます。

つまり、必要な承認や記録が抜けることなく実行され、ISOで求められる運用手順を確実に守れるようになるのです。

また、業務記録が自動的に保存される環境を整えられれば、後からの確認や監査への対応も簡単になるでしょう。

このように、DXの活用は業務を早くするだけでなく、規定されたルールを守る体制を支えてくれるのです。

3.成功事例に学ぶISOとDXの連携

実際に成功している企業の取り組みを参考にすることで、導入のヒントを得ることができます。

それぞれの事例や工夫のポイントについて、解説していきます。

⑴株式会社ニッショーのISO改善プロジェクトにおけるDX活用手法

東京都羽村市に本社を構える株式会社ニッショーでは、ISO9001の運用をより実効性のあるものにするため、DXを積極的に取り入れました。

その結果、紙による非効率な管理から脱却し、業務の正確性とスピードを大幅に向上させています。

まず、全従業員にタブレット端末を配布し、クラウド上で手順書や記録類を一元管理できる仕組みを構築。これにより、情報の最新版をすぐに確認できるようになり、紙の差し替えや配布作業が不要となりました。

また、作業完了後すぐに記録を入力できる体制を整えることで、記録漏れや記載ミスも減少し、品質管理の精度が高まりました。

参考:経済産業省「DXセレクション2024

⑵株式会社マルコムのDX戦略とISO9001の統合事例

株式会社マルコムはISO9001とISO13485を連携しながら、マニュアルや手順書を電子化し、一元管理システムを導入することで、品質管理とDXを両立させました。

同社はISO9001に加えて、医療機器分野の基準であるISO13485も取得しました。そして2019年、両規格の統合審査を受けるにあたり、文書・ルールをデジタル管理へ移行。紙ベースでの管理から脱却し、関連する文書をクラウド化して一括で更新・共有できるようにしました 。

このDX的アプローチにより、マニュアルの最新版維持が容易になり、審査対応や現場教育の効率も向上。結果として、審査合格率が高まり、運用負担が減ったと報告されています。

参考:JMAQA「医療機器を対象にしたMD-QMS/QMS海外のお客様にも対応できる製品認証を目指す

当社でも、クラウド型ISO管理ツール「9001アシスト」をご用意しています。ISO9001運用の負担にお悩みの方はぜひご検討ください。

5.まとめ

今回は、ISO9001とDXをどのように連携させ、活用していくかについて解説しました。

ISO9001は品質管理の基盤を整える仕組みであり、DXは業務の効率化や情報の一元管理を可能にする技術です。

両者を組み合わせることで、業務の正確性とスピードを同時に高めることができます。

ISO認証を単なる形式的な作業に終わらせず、業務改善や企業成長につなげたい方は、DXの視点を取り入れた運用を検討してみてください。

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