2021年10月14日
「ISMS(ISO27001)の認証マークってどうやって使えばいいの?」といったお問い合わせをよくいただきます。
ISMS認証マークの活用事例と使用の注意について解説します。
1.ISMS(ISO27001)認証マークとは?
認証マークとは、審査機関と認定機関のロゴのことです。
ISMS(ISO27001)の審査を受けて認証完了すると、審査機関から
・審査機関のロゴ
・認定機関のロゴ
の2つを受け取ることができます。
①審査機関のロゴ
実際に審査をしてもらった審査機関の独自のロゴです。
②認定機関のロゴ
審査機関を統制しているのが認定機関です。
多くの審査機関がそれぞれ違う対応をしないように、
そして審査が国際的に決められたルールに基づいて行われているのか評価する役割をもっています。
この認定機関のロゴのことを指します。
2.ISMS(ISO27001)認証マークの活用事例
審査機関から認証マークを受け取ったら、「うちはISMS認証をとった組織ですよ」と顧客や取引先にアピールするために認証マークを活用しましょう。
活用事例を3パターンご紹介します。
①名刺
名刺にマークを載せて、ISMS認証をアピールします。
実際に最も活用されている方法です。
「営業時に役に立ちました」「競合と差をつけることができました」といったお声をよくいただきます。
②ホームページ
ISMSの認証マークはホームページにも掲載することもできます。
認証取得をアピールするために名刺とHPにISMS認証マークを掲載する企業様が増えております。
③会社案内
会社案内やパンフレットにもISMS認証マークも掲載することができます。
3.ISMS(ISO27001)認証マーク活用の注意点
ISMS認証マークを使用するときには下記2点に気を付けましょう。
①ISMS認証の範囲内でのみマークを使用する
全社でなく一部の部署・部門・業務のみで認証取得をしている場合、認証範囲外の部分でマークを使用することができません。
ただし、一部の部署や支社で認証取得をしていることをISMS(ISO2700)認証マークの下部分に記載すれば利用することはできます。
見る人に誤解を与えないような表記にしましょう。
②マークの画像を加工しない
認証マークの大きさや比率は変えてはいけません。
認証マークの下部に記載されている認証登録番号も削除はしてはいけません。
ISMS(ISO27001)認証マークを利用する際には、マークの変更や加工はせずに使用し
てください。
以上2点を必ず守りましょう。詳しくは、各審査機関のホームページに取り扱いのルールがあります。
ISMSについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
ISMS(ISO27001)の審査を受けて認証完了すると、審査機関より審査機関のロゴと認定機関のロゴの2つが送られます。
活用事例として、名刺、ホームページ、会社案内があります。
マークを使用するときは、
①ISMS認証の範囲内でのみマークを使用する
②マークの画像を加工しない
の2点を守るようにしましょう。
ISMS新規認証取得・運用について詳しく知りたい方はコチラ
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