2024年6月12日
ISO9001「6.3 変更の計画」の正しい流れとは?
ISO9001における「6.3 変更の計画」とは、組織が品質マネジメントシステム(QMS)に変更を加える際の指針です。組織がマネジメントシステム変更を実施する際に考慮すべき要素や手順について規定しています。組織が変化に適応し、持続的な改善を実現するために変更の計画のポイントを理解しましょう。
2025年3月14日
現状正式な発表はされていませんが、2026年9月に「ISO9001:2026」が発行される予定です。
それに伴い国内規格である「JIS Q 9001:2026」が発行されます。
ISO規格の改定プロセスは通常、以下のような段階を経て進行します。
ISO9001の改定作業は現在進行中であり、2026年に新しいバージョンが発行される予定です。
ただし、具体的な内容はまだドラフト段階であり、今後の議論やレビューを経て確定します。
新しい規格が発行されると、認証を取得している組織は移行期間内に新しい規格に適合する必要があります。
通常、移行期間は3年ほど設けられます。この期間中に、企業は新しい規格に基づいた運用体制を整える必要があります。
したがって、2026年の発行後、2029年までに新規格への移行を完了することが求められます。
移行期間中に認証機関と連携し、スムーズな移行を目指しましょう。
ISO9001の具体的な改訂内容は現在は公表されていませんが、以下の項目が改訂作業のインプットとして、改訂内容に含まれると言われています。
ISO9001の改訂は、主に以下の背景を受けて行われています
グローバル化やデジタル化の進展により、品質管理の方法や考え方が変化しています。これに対応するため、規格の見直しが必要とされています。
環境問題や社会的責任が企業活動において重要視される中、品質管理にもこれらの要素を取り入れる必要があります。
2015年版の運用を通じて得られたユーザーの意見や課題が、改訂の重要な材料となっています。
これらの背景を踏まえ、ISO9001はより現代的で実用的な規格へと進化しようとしています。
新しい規格に対応するためには、現行の品質マニュアルを新規格の項番に合わせて整理することが重要です。これにより、改訂後の運用がスムーズになります。
ISO9001と他の規格(例:ISO14001)を取得している場合、統合マニュアルを作成することで、効率的な運用が可能になります。改訂が行われる前に、統合マニュアルの作成をしていきましょう。
品質マニュアルの内容を再検討し、不要な記載や重複部分を削除することで、より簡潔で実務に即した運用を目指しましょう。
特に、ISOを10年以上運用している企業では、長年の運用や審査を通じて改善を重ねてきた結果、現在の業務にそぐわないルールや、形骸化した規定が残っているケースが少なくありません。
「以前からのルールだから守らなければならない」と思い込んでいる場合も多く、改めて見直しを行うことが重要です。
2026年の規格改定に備え、現行の規定をスリム化しておくことで、改定時には必要な要件をスムーズに追加・修正できるようになります。これにより、改定対応の負担を軽減し、効率的な移行が可能となります。
自社で上記の作業に手が回らない場合は、ISOコンサルタントに依頼することでムリなく・ムダなく移行作業を行うことができます。
認証パートナーでは、統合マニュアルの作成やスリム化の各業種ごとの事例が豊富にありますので、「自社の場合だと、どうすれば良いだろう?」といった悩みを解決することができます。
2026年のISO規格改定に向けて、企業は早めの情報収集と改訂内容の把握が重要です。
この改訂対応は、単に規格に適合するためだけではなく、企業の競争力を向上させる絶好の機会でもあります。
改訂を契機に、品質管理体制を見直し、より効率的で持続可能な運用を目指すことが求められます。
ただし、自社内でのスリム化や改訂作業は、手間や時間がかかる場合がほとんどです。
こうした負担を軽減するためには、ISOコンサルタントに相談し、時間のかかる記録修正や文書を整える作業を任せていきましょう。
今聞きたいこと、今すぐ回答!
最短即日・全国対応いたします!
お問合せは
こちらから
全国どこでもオンラインで対応!
気軽にご相談ください!
相談予約は
こちらから
8,000社以上の支援実績に裏付けされた、
当社サービスの概要を紹介しております。
資料の内容
認証パートナーの専門コンサルタントが御社の一員となって事務局業務を行います。
お客様の作業は審査機関との窓口役だけ。それ以外はすべてお任せください。
個人情報保護マネジメントシステム
高い保護レベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立し、運用していることを示します。
認証パートナーなら、個人情報漏えい防止の観点も踏まえたサポートを実現します。
品質マネジメントシステム
品質マネジメントシステムは一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるための規格です。
認証パートナーなら、負担が増える形だけのISOではなく、より現場の実態に沿ったISOを実現します。
情報セキュリティマネジメントシステム
情報セキュリティマネジメントシステムは企業・組織の情報を守る規格です(ISMSとISO27001は同義)。
認証パートナーなら、情報セキュリティリスクへの対応計画、緊急時の対応計画踏まえPDCAサイクル回せるような仕組み作りを実現します。
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステムは環境を保護し、変化する環境状態に対応するための組織の枠組みを示します。
認証パートナーなら、課題になりがちな環境法令の対応についても一緒にサポート致します。
ISO27017やISO22000など各種規格もお得に 新規取得や運用・更新ができます。ご気軽にお見積りください。
ISOやプライバシーマークを同時に認証取得すると費用や工数を抑えることができます。安心してご相談ください