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ISO14001における緊急事態のテストとは?避難訓練の実施について徹底解説

2026年3月5日

ISO14001における緊急事態のテストとは?避難訓練の実施について徹底解説

「ISO14001の緊急事態のテストでは、避難訓練をしなければならないの?」

「そもそもISO14001の緊急事態のテストは、どんな時を予想して行うもの?」

このような疑問をお持ちの方いらっしゃいませんか?

結論から言いますと、避難訓練をしなくても問題ありません。

しかし、別の対応を行う必要があります。

本コラムでは、ISO14001の要求事項に沿って、避難訓練の実施の要・不要についてや緊急事態の具体例、緊急事態のテストとはどのようなことをするものかについて解説していきます

本コラムを読み終えれば、緊急事態が起こった時にとるべき行動や、それまでの過程がわかるようになるはずです。

1.緊急事態のテストは避難訓練でなくて良い

冒頭でも述べた通り、緊急事態のテストは避難訓練でなくても問題ありません。

ISO14001の要求事項では以下のように決められています。

条文引用

8.2「緊急事態への準備及び対応」

 

組織は、6.1.1で特定した潜在的な緊急事態への準備及び対応のために必要なプロセスを確立し、実施し、維持しなければならない。

組織は次の事項を行わなければならない。

 

a) 緊急事態からの有害な環境影響を防止又は緩和するための処置を計画することによって、対応を準備する。

b) 顕在した緊急事態に対応する。

c) 緊急事態及びその潜在的な環境影響の大きさに応じて、緊急事態による結果を防止するための処置をとる。

d) 実行可能な場合には、計画した対応処置を定期的にテストする。

e) 定期的に、また特に緊急事態の発生又はテストの後には、プロセス及び計画した対応処置をレビューし、改訂する。

f) 必要に応じて、緊急事態への準備及び対応についての関連する情報及び教育訓練を、組織の管理下で働く人々を含む関連する利害関係者に提供する。

 

組織は、プロセスが計画通りに実施されるという確信をもつために必要な程度の、文書化した情報を維持しなければならない。”

 

引用:kikakurui.com JISQ14001:2015 8.2 緊急事態への準備及び対応8.2 緊急事態への準備及び対応

 

まず、前提として、「実行可能な場合には」と記載があるので、実行可能なときのみテストの実施が必要になります。

また、手順のテストが必要なだけであり、「避難訓練をしなければならない」という記載はどこにもありません。

大事なのは、緊急事態に備えて準備や手順を整え、それらが問題なく機能するかをテストすることです。その目的を果たせるのであれば、必ずしも避難訓練である必要はありません。

2.緊急事態に当てはまるものは大きく分けて2つある

緊急事態のテストを行うにも、どのようなものが緊急事態に当てはまるのか知っておかなければ、対処のしようがありません。

緊急事態に当てはまるものは2つあります。

  • 有害な環境影響をもたらす可能性があるもの
  • 組織に対するその他の影響をもたらす可能性があるもの

では、この2つにはどのようなものが当てはまるのでしょうか。

上記の2つについて、解説していきます。

(1)有害な環境影響をもたらす可能性があるもの

これは文字通り、環境に悪影響が出てしまう緊急事態を指します。

例えば、以下のようなものが当てはまります。

  • 火災
  • 爆発
  • 事故などによる油の漏洩
  • 排水による河川の汚染
  • ガス漏れ
  • 地震
  • 台風
  • 大雨

これらは、会社が地球に対して悪影響を及ぼすので、有害な環境影響をもたらす可能性があるものの対象となります。

(2)組織に対するその他の影響をもたらす可能性があるもの

これは、環境に悪影響を及ぼすことはないが、組織にとって危険なものを指します。

例えば、以下のようなものが当てはまります。

  • 工場での労働災害などによる生産の停止
  • 法規制違反
  • 検査データ改ざんによる操業停止
  • 検査員資格を持ち合わせない人が検査した製品の流出による操業停止

その他にも、自社で起こることだけではなく、自社の近くの施設(例えば、工場や道路など)で緊急事態が発生する可能性もあります。

緊急事態をどこまで含めるべきか、ということは要求事項に記載されていないので、基本的には緊急事態を特定する際に、自社での分析を行わなければなりません。

3.緊急事態は、特定→準備→防止→テスト→見直しの流れで行う

緊急事態のテストを行う前に、まずは前述で記載した「自社ではこんな緊急事態が起きそうだ」という特定をする必要があります。

その後、準備、防止、テスト、見直しを行います。

今回は、火事を緊急事態だと特定したとして、考えていきます。

(1)準備から見直しまでの一連の流れを解説

上図の①準備②実際の緊急事態への対応③緩和④見直しは、実際に緊急事態が発生したときに行うべき行動のフロー図です。

今回は、緊急事態のテストについてなので、①準備②防止③テスト④見直しについて解説していきます。

①準備

まずは火事が起きたと想定したときの準備をしましょう。

具体的には消防計画のようなものを立てます。

消防計画とは、火事が起きたら誰が、何を、どうするのか、どのように非難するのかを考えておくものです。

②防止

これは、火事が起きないような準備や、火事が起きても対処するための準備などが当てはまります。

③テスト

そして、実行が可能な場合という条件付きで、計画した対応の処置を定期的にテストします。

ここでいうテストとは「火事が起きた場合の机上のシミレーション」なども含みます。

前述でも記載した通り、避難訓練の実施でなくても良いのですが、実行が可能であれば避難訓練の実施をすると、より正確なデータが取れます。

④見直し

そして、起きてしまった事故や、シミュレーションの結果などを見て、準備や対処の方法が合っているのかをレビューし、改訂をします。レビューの時期は定期的か、もしくは事故やテストの後になります。

(2)消防計画やテスト結果は社内外に共有する

上の図に記載のある通り、すべての内容の情報・教育訓練の提供が当てはまります。

消防計画やテスト結果などの情報を、社内の人、場合によっては出入りの業者や近隣住民などに伝えます。

そして教育訓練では、初期消火のために消火器を使う訓練などをします。

(3)テストは後に処置の評価につながる

上の図にもあるように、テストと訓練は違います。

テストはのちに処置の評価に繋がりますが、訓練はただ純粋に訓練をするということなのです。

簡単に説明するとテストとは、自分たちで決めた過程が計画通りに実施されているかを確認する作業になるということです。

4.まとめ

ISO14001における緊急事態テストは、「避難訓練をすればよい」というものではありません。

あくまで、会社が洗い出した、起こりうるであろう緊急事態に対して、準備した手順が機能するかを確認することが目的です。

まずは会社にとっての緊急事態の特定を洗い出しましょう。

  • 有害な環境影響をもたらす可能性があるもの
  • 組織に対するその他の影響をもたらす可能性があるもの

上記の2点に当てはまるものが起きた時、焦らずに対応するためには、緊急事態時に企業が起こすべきアクションを事前に考えておかなければなりません。

緊急事態は①特定②準備③防止④テスト⑤見直しの流れで行い、より良い解決策を練れるようにしましょう

「避難訓練をしていないからダメかもしれない」ではなく、「目的に合ったテストをしているかどうか」が、ISO14001の本質になります。

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