Pマークの取得と医療機関の関連性について徹底解説!
2026年5月15日

「Pマークの取得と医療業界ってどういう関連性があるの?」
「医療機関がPマークを取得することでどのようなメリットがあるの?」
このような疑問をお持ちの企業担当者様はいらっしゃいませんか?
医療機関がPマークを取得することは、セキュリティの向上だけでなく、患者からの信頼獲得や、競合との差別化に直結するなどの大きなメリットがあります。
なぜなら、Pマークは客観的な第三者機関によって証明された「高い個人情報保護レベルの証」だからです。
ここでは、Pマークの取得と医療機関についてどのような関連性があるのか、Pマークを取得していることで医療機関にとってどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。
本コラムを読み終えることで、医療機関がPマークを取得することの重要性について理解することができるでしょう。
1.医療機関がPマークを取得することで高い信頼を得ることができる
結論から申しますと、医療機関がPマークを取得することで高い信頼を得ることができます。
Pマークは、適切な個人情報保護体制を整えた民間事業者が、第三者機関(JIPDEC)の認定を受けて取得できるマークです。
第三者機関が厳しく審査し認定された企業は、Pマークを取得していることで高い信頼を得ることができます。
そして、医療機関では下記のような個人情報を取り扱っています。
- 顧客の氏名、生年月日、住所、顔写真、連絡先などの個人情報
- 取引情報や契約データ
- 患者や利用者の病歴、カルテ、健診結果、処方薬、生活習慣など、心身の状態に関するセンシティブな健康情報
医療機関では、これらのように患者や利用者の健康情報、個人識別情報など、極めて繊細な患者の個人情報が日々取り扱われています。
そのため、厳しい基準のもと管理をする必要があり、情報漏えいが発覚してしまった場合、非常に大きなリスクが伴ってきます。
Pマークを取得していることで、情報漏えいやカルテの取り違えといった重大トラブルのリスクを低減し、患者が安心して受診できる環境を整備していることが示されます。
2.医療機関がPマークを取得することのメリット

ここでは、医療機関の事業者がPマークを取得することでどのようなメリットがあるのかを説明します。
(1)信頼性の向上
まずは先ほども説明したように信頼性が向上するということです。
Pマークを取得していることで、情報漏えいやカルテの取り違えといった重大トラブルのリスクを低減し、患者が安心して受診できる環境を整備していることが示されます。
そして、適切に個人情報が管理されていることが証明されるため、信頼感を顧客や患者に与えることができます。
医療機関では、極めて繊細な患者の個人情報を扱うため、信頼が最も重要になっていきます。
安心した気持ちで利用してもらうためにも、医療機関の事業主がPマークを取得することは最善とも言えるでしょう。
(2)医療業界内での競争優位性
医療業界の競争は、高齢化に伴う需要増の一方で、経営環境の悪化、人材不足、デジタル化の遅れといった課題により激化しています。
この競争を勝ち抜くため、患者や取引先からの「信頼」を可視化する手段として、Pマークの取得・運用が注目されています。
Pマークを取得していることで、個人情報を適切に管理されていることが証明され、患者や取引先からの信頼を得やすく、業界内での優位性を確立できるでしょう。
(3)セキュリティの向上
Pマークの取得には、事業者が情報セキュリティの水準を高めるために継続的に改善する仕組みを整備することが必要です。
そのことから、極めて繊細な患者の個人情報を扱う環境において、厳格なセキュリティ体制が構築され、情報漏洩やカルテの取り違えなどのリスクを大幅に低減できるようになります。
また、年1回以上定期的な監査をする必要があるため、常に最新のセキュリティ対策が取られていることが確認できます。
3.医療機関がPマークを取得することのデメリット
ここでは、医療機関の事業者がPマークを取得することでどのようなデメリットがあるのかを説明します。
(1)取得・維持コストがかかる
Pマークの取得にあたって、申請料、審査料、付与登録料、従業員の教育費、コンサルティング費用など多くの費用がかかってしまいます。
簡単に言うと、Pマークを取得するためには時間とお金が多くかかるということです。
また、Pマークは一度取得したらずっと維持することができるわけではありません。
2年間の期限が定められています。
そのため、2年ごとの更新審査費に加え、社内体制の維持・管理に多大な工数がかかります。
更新の際の費用は、事業規模や受ける審査機関にもよりますが、数十万〜数百万円前後が相場といえるでしょう。
(2)事務作業や教育などの従業員の負担
日々の運用やルール作りが現場の負担となり、本来の医療業務を圧迫するリスクがあります。
Pマークの取得にあたっては、規程や手順書、記録類の整備が求められます。
その結果、
- 診断書
- 紹介状(診療情報提供書)の作成・郵送
- 診療、入院関連書類
- 死亡診断書
などの日常的な医療の業務や書類関連の業務がある中、Pマークに関するイレギュラーな対応をしないといけないため、従業員の負担になる可能性があります。
また、従業員全員への定期的な教育が必須であり、シフト調整や時間の確保が大きな負担となることでしょう。
これらのデメリットから、Pマークを取得することを無駄だと感じてしまう方もいることでしょう。
4.まとめ
いかがでしたか?
Pマークを取得している企業と、Pマークを取得していない企業とでは大きな差が生じてしまいます。
医療機関がPマークを取得することは、セキュリティの向上だけでなく、患者からの信頼獲得や、競合との差別化に直結するなどの大きなメリットがあります。
しかし、メリットばかりではなく、取得や維持のコストがかかってしまったり、事務作業や教育などの従業員の負担が増加してしまうなどのデメリットも存在しています。
Pマークの取得には、メリットが多くありますが、デメリットも存在しているので、取得をお考えの際は、費用対効果や従業員の負担などを考慮すると良いでしょう。
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