2024年2月27日
SDGsのロゴマークを使うには許可申請が必要な場合があります。例えば、SDGsロゴを資金調達や商業用途で用いる際は、書面による事前許可が必要です。SDGsのロゴの種類や許可申請の方法、使用ルールを把握し、正しく活用していきましょう。
1.SDGsロゴの種類
まず、ロゴの種類は大きく分けて3種類です。
SDGsロゴ
SDGsロゴの中にも2種類あります。
- SDGsロゴ・バージョン1:SDGsロゴと国連エンブレムがあるもの
- SDGsロゴ・バージョン2:SDGsロゴのみで、国連エンブレムのないもの
バージョン1は国連関連の組織専用で、一方、バージョン2は国連以外の団体や企業などが使用するものとして違いがありますが、一般企業などが使う場合はバージョン2を使用します。
「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」との文字が記載されていますが、「持続可能な開発目標」を意味しています。
横型と縦型の2種類あり、カラーバリエーションとしては、カラー版、白色版(背景が黒で文字が白)、黒色版(背景が白で文字が黒)の3種類が用意されています。
カラーホイール
17色のブロックが円形に配置され、17ある目標を表している鮮やかなデザインです。SDGsのバッジや名刺、ポスターなどに頻繁に使用され、見覚えのある方も多いかもしれません。
17のアイコン
SDGsの17の目標は、それぞれ独自のピクトグラムで表現されています。
これらのアイコンは、カラー版、反転カラー版(白背景)、白黒版(黒背景)の3種類があり、ダウンロード可能です。これらを活用し、自社のSDGsへの取り組みを効果的にアピールすることができます。
2.SDGsロゴの使用に申請は必要?
SDGsロゴの使用には、使用目的により許可が必要な場合とそうでない場合があります。
許可が不要な場合は、商業的な目的や資金調達を目的としない情報提供目的での使用です。
例えば、社内の報告や広報など、社内限定での使用がこれに該当します。
ただし、SDGsロゴを企業ロゴと並べて使用する際には、「主体主・私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。」の文言の記載が必須です。 この文言を記載しない場合は企業ロゴと並べての表示は認められていません。
一方、許可が必要な場合は、「資金調達目的」や「商業目的」での使用です。
SDGsの支援活動のための資金調達を目的とした場合や、販促用商品・製品での使用を目的とした場合は、許可申請とライセンス契約が必要となります。
なお、企業のホームページや名刺でのSDGsロゴの使用は、商業目的とする場合は適切ではありませんが、SDGsの普及と理解を深める目的の場合であれば、その掲載は問題ないと考えられます。
3.SDGsロゴの使用許可の申請方法
国連本部へメールを送ることで申請することができます。
この際、メールの件名と本文は全て英語で記述する必要があります。
メールを送る際の具体的な内容は以下の通りです。
- 宛先
sdgpermissions@un.org (国連本部のアドレス) - 件名
「SDG LOGO/ICON REQUEST」※すべて大文字 - 本文に記載すること
SDGsのアイコンやロゴをどのように使用する予定かまたそのサンプルや試作品について写真を貼付
4.SDGsロゴの使用方法
SDGsロゴ、カラーホイールおよび17のアイコンは以下の3つの目的で使用することができます。
- 情報目的
- 資金調達目的
- 商業目的
SDGsロゴは企業ロゴなどと組み合わせることが可能ですが、目的によって使用できる方法が異なります。
(1)情報目的
情報目的とは、非商業的および資金調達を目的としない使用で、SGDsを世の中に広めるための情報発信です。
企業ロゴと並べて使用する際には、「主体主・私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。」の文言の記載が必須となります。この文言を記載しない場合は企業ロゴと並べての表示は認められません。
(2)資金調達目的
資金調達目的とは、SDGsの支援活動の費用を賄うための資金の調達を目的とした使用です。
(3)商業目的
商業目的とは、SDGsを普及するために営利企業による商業的もしくは販促用商品・製品においての使用です。例えば、SDGsロゴを用いた商品の販売や、名刺や企業独自の製品パッケージへの掲載なども含まれます。
5.SDGsロゴの実際の活用事例
SDGsロゴは、企業や団体が持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいることを示すために広く活用されています。以下に具体的な活用事例をいくつか挙げてみます。
①企業のCSR活動
多くの企業が、自社のCSR(企業の社会的責任)活動の一環としてSDGsに取り組んでいます。その取り組みをアピールするために、企業のウェブサイトやパンフレット、広告などにSDGsロゴを掲載しています。
②イベントやキャンペーン
SDGsに関するイベントやキャンペーンでも、その目的を視覚的に伝えるためにSDGsロゴが活用されます。例えば、SDGsに関する展示会やセミナー、マラソンなどのイベントでロゴが使用されることがあります。
SDGsロゴは、企業や団体、個々の人々が持続可能な開発に向けてどのように取り組んでいるかを示す重要なツールとなっています。
6.SDGsロゴの使用時の注意点
SDGsのロゴや17のアイコンを使用する際には、許可が必要・不要に関わらず、必ずガイドラインに従って使用しなければなりません。SDGsロゴを使用する際には、以下の3つの基本的なルールを理解し、適切に使用しましょう。
SDGsロゴ
SDGsロゴ・バージョン2には「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を添えること。
また、企業ロゴとSDGsロゴを並列して入れる場合は、両者の間に線(黒字0.5pt)を入れ、スペースを入れること。
カラーホイール
持続可能な開発目標(SDGs)ロゴのフォーマット、 寸法および色付けは変更しないこと。
例:拡張、押しつぶし、色彩の変更、歪めること など
17のアイコン
アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形にすること。
白のアイコンは所定の色または黒色の背景に収めること。 SDGsアイコンの色は変更しないこと。
まとめ
SDGsは、世界共通の目標として多くの組織や個人が取り組んでいます。
近年、SDGsの取り組みをアピールするためにロゴを使用したいと考えている方も増えているのではないでしょうか。その活動を広く伝えるために、SDGsのロゴを使用することがあります。
その使用には一定のルールを確認の上正しく活用しましょう。
ISO・Pマーク(プライバシーマーク)に関することなら
何でもお気軽にご相談ください
今聞きたいこと、今すぐ回答!
最短即日・全国対応いたします!お問合せは
こちらから全国どこでもオンラインで対応!
気軽にご相談ください!相談予約は
こちらから
お電話受付:平日9:30〜17:00
認証パートナーのサービスご説明資料
8,000社以上の支援実績に裏付けされた、
弊社サービスの概要を紹介しております。
資料の内容
- ・当社のサポート内容
- ・規格の概要
- ・取得までに必要な審査費用
ISO・Pマーク(プライバシーマーク)認証パートナー
サービスのご案内
認証パートナーの専門コンサルタントが御社の一員となって事務局業務を行います。
お客様の作業は審査機関との窓口役だけ。それ以外はすべてお任せください。
-
Pマーク
個人情報保護マネジメントシステム
高い保護レベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立し、運用していることを示します。
認証パートナーなら、個人情報漏えい防止の観点も踏まえたサポートを実現します。Pマークの認証ページへ -
ISO9001
品質マネジメントシステム
品質マネジメントシステムは一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるための規格です。
認証パートナーなら、負担が増える形だけのISOではなく、より現場の実態に沿ったISOを実現します。ISO9001の認証ページへ -
ISMS・ISO27001
情報セキュリティマネジメントシステム
情報セキュリティマネジメントシステムは企業・組織の情報を守る規格です(ISMSとISO27001は同義)。
認証パートナーなら、情報セキュリティリスクへの対応計画、緊急時の対応計画踏まえPDCAサイクル回せるような仕組み作りを実現します。ISMS/ISO27001の認証ページへ -
ISO14001
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステムは環境を保護し、変化する環境状態に対応するための組織の枠組みを示します。
認証パートナーなら、課題になりがちな環境法令の対応についても一緒にサポート致します。ISO14001の認証ページへ -
ISO27017など各種対応規格
ISO27017やISO22000など各種規格もお得に 新規取得や運用・更新ができます。ご気軽にお見積りください。
ISO27017など各種対応規格ページへ -
複数規格の同時取得
ISOやプライバシーマークを同時に認証取得すると費用や工数を抑えることができます。安心してご相談ください
複数規格の同時取得ページへ