2019年8月5日
プライバシーマークのお手伝いをしていると、
こんなご質問を頂くことがあります。
「社員証をさげて社外に出るのはいけないことなんですか?」
結論からいいますと、プライバシーマーク上はいけないこととは
規定されていません。
社員証自体は個人情報にはあたりますが、
おそらく他人の社員証を首からさげることはないので、
ご自身の個人情報であるはずです。
ということからすると、この社員証の個人情報は、
ご本人に権利があることになるので社外に出ることは
問題ないことでしょう。
ただし、会社のルールで社外への持出を禁止している場合は別です。
プライバシーマークでいうリスク分析にも関わってきますが、
例えば社員証を首にさげて社外に出ることは、個人情報を
紛失する機会になるので、社外への持出を禁止というような
安全管理ルールを定めている場合には、持ち出してはいけない
ことになります。
逆に会社によっては、社員証を首からさげたまま外に出ることで、
どこのだれであるか、○○会社の一員としての意識を持ったまま
外を出歩くことになるので、悪いことはしないだろうと
社外につけたまま出るようにしている会社もあるかもしれません。
大事なのは、決められたルールを守る事と
そのルールがなぜ作られているのかを考えて
行動することでしょうね。
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