2024年9月2日
ISOってアウトソーシングしても良いの?
ISO取得・運用で発生する作業をアウトソーシングすることは認められているので、すべてを自社の人手で完結する必要はありません。
「忙しくて時間がない」「社内の負担が大きい」「ノウハウがない」「外部の専門家に指導してほしい」といった場合は、ISO取得・更新に関する作業をコンサル会社にアウトソーシングすることも可能です。
2024年8月21日
ISO9001の認証取得支援を提供する企業は複数あり、コンサル会社によってサービス内容や価格が異なります。ISO9001の認証取得支援の利用を検討する際は、サービス内容、価格、対応速度、信頼性、組織体制に注目し、自社のニーズに合ったサポートを選びましょう。
ISO9001の支援をコンサルタントに依頼する目的としては、新規認証の取得、運用の支援、運用の手間を減らすことの3つが考えられます。
ISO9001の認証を新規取得する際には、その基準を理解し、組織の業務プロセスに適切に適用するための知識と経験が必要です。社内に経験者がいる場合は自社での対応も可能ですが、規格要求事項の表現は難解であり、具体的な記述がないため解釈に幅が生じます。また、必要な文書や記録の準備範囲が不明瞭なことも多いです。
そのため、ISO9001を新規取得する際には、コンサルティング会社に支援を依頼することで、認証取得のプロセスをスムーズに進めることができます。コンサルタントは適切な文書作成や監査対策など、認証取得に必要な具体的なアクションをサポートしてくれます。
ISO9001の認証を取得した後も、その基準に従った運用を継続的に行うことが求められます。しかし、日々の業務に追われる中で、ISO9001の運用が適切に行われているかを常に確認するのは難しいため、ISOの審査を通過するためだけの運用になってしまうことがあります。
コンサルティング会社の支援を受けることで、適切な運用が継続されているかの確認や、必要な改善策の提案を受けることができます。また、他社の事例を教えてもらうことで、ISO9001の基準を維持しながら、組織の品質管理をさらに向上させることが可能です。
また、ISO9001の規格の内容は時代に合わせてアップデートされることがあります。規格の改定についても「どこが変わったのか」「いつまでに対応するのか」「何をすべきか」など情報提供し対応を手伝ってもらうことができます。
ISO9001に関連する文書や記録、作業が増えると、審査直前になっても「何もできていない」という状況になることがよくあります。コンサルティング会社の支援を受けることで、文書やシステムを実務に合わせて整えたり、運用が難しい部分のサポートを受けることができます。
ISO9001のコンサルについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
企業の規模や経験によって異なりますが、自力でISO9001の認証を取得しようとすると、通常1年以上の時間が必要です。
この間、社員が多くの作業を担う必要があり、相当な労力を要します。
一方、コンサルティング会社に依頼することで、半年から1年程度で多くの企業がISO9001を取得できることが多いです。
また、この期間に必要な作業量も大幅に削減できます。具体的には、マニュアルの作成、運用記録の整備、内部監査、マネジメントレビュー、スケジュール管理、審査の手続きなど、幅広いサポートが提供されます。
自力でISO9001の認証を取得しようとすると、企業の実情に合わない重たいマネジメントシステムが構築されることがあり、その結果、文書やマニュアルが過剰に増えてしまうことがあります。
しかし、コンサルティング会社に依頼することで、企業に適したマニュアルの作成や修正などの文書化を専門家の視点からサポートしてもらえます。
これにより、運用が容易な形式で文書を整備し、効率的な「スリムなISO」の取得が可能になります。
ただし、コンサルティング会社によっては古いスタイルの「文書を量産する」アプローチを取る場合もあるため、コンサルティング会社の選定には注意が必要です。
コンサルティング会社はISO9001の取得支援を専門としているため、審査を通過しやすくなるのは自然なことです。
経験豊富なコンサルタントの支援を受けることで、準備に無駄な工数がかからず、さらに審査員から「ここは改善してください」という指摘(宿題)が少ない状態で審査通過できる可能性が高まります。
コンサルティング会社のサービスは、大きくアドバイス型、丸投げ型、並走型の3つに分けられます。
アドバイス型では、コンサルタントはアドバイスのみを提供し、クライアントは新規プロジェクトの構築から運用まで全て自社で行う必要があります。これには、必要な書類の作成も含まれます。
丸投げ型では、コンサルティング会社が書類の作成を含む全ての作業を請け負います。クライアントはヒアリングに時間を割く必要がありますが、基本的にアドバイスは提供されません。
並走型では、ヒアリングを基にコンサルタントが書類を作成し、アドバイスも提供します。このタイプはアドバイス型と丸投げ型の中間に位置します。
コンサルティング会社を選ぶ際は、単にアドバイスを受けるだけでなく、計画立案から書類作成までをサポートしてもらえるかどうかを確認することが重要です。また、訪問の頻度や時間も確認すると良いでしょう。
サービスに対する費用を支払う以上、書類作成を含むプロセスを共に進めてくれる会社を選ぶことは大きな利点です。自社に合わないサービスを選ぶと、サポートを受けるはずが逆にストレスの原因となることもあります。
コンサルティング会社のサポート費用は企業の規模によって異なりますが、一般的に年間50万円から100万円程度です。
この金額で専門的な知識を持つ専任スタッフを配置することを考えれば、新たに従業員を雇用するよりもコストを抑えることができます。そのため、自社で人員を割くよりもコストパフォーマンスが良い場合、コンサルティングの利用が有効だと言えます。投資したコスト以上の成果や利益が見込める場合は、特にそうです。
ただし、サポートの内容は多岐にわたります。安価なサービスに魅力を感じてすぐに契約するのではなく、複数のコンサルティング会社から見積もりを取り、自社のニーズに最も合致する会社を選ぶことが重要です。これにより、安いだけで実際には役立たないサポートに時間とお金を費やすリスクを避けることができます。
コンサルティング会社に質問や相談をした際のレスポンスの速さをしっかりと確認しましょう。質問や不安なことがあるときに、連絡してもすぐに返事が返ってこない、訪問もなかなかしてくれないとなると大変です。
1つの目安として、1営業日以内に1回は返事が返ってくるかを見ておきましょう。また、サービスを利用する前には営業時の対応の速さを参考にすると良いです。
信用できる会社を選ぶためには、取引実績数や企業規模、売上高などを確認することが重要です。また、企業がどれだけの社員を抱えているかも聞いてみましょう。
多くのコンサルティング会社は自社のホームページにこれまでの支援実績を掲載しています。これを事前に確認することで、どのような企業をサポートしてきたかを把握できます。公開されている実績がある会社を選ぶことで、コンサルタント選びでの失敗リスクを減らすことができます。
さらに、特定の業種に特化した品質マネジメントシステムの構築が得意な会社であれば、その運用効果も高まります。そのため、自社と同じ業種や規模の企業への支援実績があるかどうかを確認することが重要です。
ISO認証のサポートを提供する組織や体制をしっかりと確認しましょう。一人のコンサルタントが複数の企業を担当し、その他の業務も兼務している場合、対応が遅れたり、訪問が難しくなることがあります。一人だけでなく、メインとサブのコンサルタント、さらにバックオフィスのサポート体制が整っていると安心です。
また、コンサルタントを外部に委託している会社もあります。営業時に聞いた内容と実際のコンサルティングサービスに差異が出ることがあるため、コンサルタントが社内のスタッフなのか外部の委託者なのかを選定時に確認することが重要です。
コンサルティング会社と一口に言っても、提供されるサービスはそれぞれ異なります。ISO9001認証の支援を考える際に、コンサルティング会社を選ぶための5つのポイントとして、サービス内容、価格、対応の速さ、信頼性、組織・体制をチェックし、貴社に最適なサポートを利用しましょう。
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品質マネジメントシステムは一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるための規格です。
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情報セキュリティマネジメントシステム
情報セキュリティマネジメントシステムは企業・組織の情報を守る規格です(ISMSとISO27001は同義)。
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環境マネジメントシステムは環境を保護し、変化する環境状態に対応するための組織の枠組みを示します。
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