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ISO9001取得~建設業におけるコツを紹介~2022年|最新

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2022年2月7日

ISO9001取得~建設業におけるコツを紹介~2022年|最新

ISO9001認証取得の建設業におけるコツをご紹介します。
ISO9001を建設業の会社で取得する場合、官公庁や民間から工事を請け負う上で提出している膨大な書類を、ISO9001の活動にリンクさせて活かすのがよいです。改めてISOのためだけに書類を作る必要はありません。

1.建設業におけるISO9001取得のコツ


建設業におけるISO9001取得のコツ

一言に建設業と言っても、建設業法では29種類にも分類されます。
建設業の中でも、特にISO9001認証取得の事例が多い、土木一式工事と建築一式工事の事例をメインにご紹介していきます。

29種類ある建設業のどの分野でも、共通していることは、
官公庁や民間から工事を請け負う上で提出している膨大な書類を活かすということです。

特に、官公庁では、契約書類、設計図書、施工計画、施工体制、施工管理、安全管理、工程管理、出来高管理、品質管理等、多くの書類を工事着手前から施工中、工事完成後も一貫して作っていく必要があります。

実は、この流れは、ISOでも求められているPDCAサイクルや、記録の要素が既に入っております。

民間であっても、厳しい民間会社とやり取りをしている会社は、多くの書類が求められていると思います。

工事の規模や建設業の分野によって、整備が必要な書類の量は違うと思いますが、日々、現場で作っている記録を使いましょう。

建設業界では、今なお、
「ISO9001の仕組みを入れると、ダブルスタンダードになって、ただでさえ忙しい現場があるのに、ISOの記録は作る時間がない、やりたくない」
といったご相談を頻繁にいただきます。

現場で作成している記録を活用すれば、改めてISOのためだけに書類を作る必要はありません。
弊社も多くの建設業のお客様をお手伝いする中で、実は、建設業が、一番、仕組みがしっかりしており、ISO9001の認証取得に向けて、負担なくできる業界だと感じております。

新しいISOのカタチ

新しいISOのカタチ

2.建設業におけるISO9001取得の事例

事例①:目標の考え方

20名程度の土木一式工事で、官公庁の案件をメインに対応しているお客様の事例です。

ISO9001取得において、目標管理の設定が必要あります。

こちらのお客様では、官公庁に提出用の施工計画書とは別に、ISO用の施工計画書を作成して、すべての現場ごとに目標設定をされていました。

規模が大きければ現場ごとに目標を設定するのもよいですが、小規模だと、その余裕はなく、
ヒアリングすると結局、目標は、官公庁から発表される工事成績評価点を80点以上にすることでした。

そういった背景から、ISO用の施工計画書は作らずに、
目標は、工事成績評価点を80点以上に設定し、
『施工体制、施工状況、出来高及び出来ばえ、工事特性、創意工夫、社会性、法令遵守、環境配慮 等』
の評価点の項目において、各現場で意識して取り組もうとしている内容を目標達成のための行動として設定するようにしました。

事例②:ITの活用

建設業だと、まだまだアナログな印象が強いかもしれません。

しかし、最近だと、さまざまな会社が建設業の3Kのイメージや人手不足の解消につながるサービスを提供しています。

顧客管理、施工管理、予算管理、契約管理等、システムを活用していれば、それ自体がISO9001での記録としても使えます。
施工管理のためのアプリケーションで、各現場の進捗管理や写真保管、現場日報をされているお客様は、紙をできるだけ減らし、こういったシステム上の記録をうまく活用しながら、ISOの仕組みとしても使っております。

事例③:内部監査の考え方

200名程度の規模が大きめの総合建設業のお客様では、日々、さまざまなチェック機能が働いておりました。

チェックシートが準備され、かなり細かく確認されておりました。

  • 戦略会議(数字面でのチェック)
  • 事前審査(入札、見積、受注前の案件チェック)
  • 施工会議(受注後、施工開始前の案件チェック)
  • 品質パトロール(定期的な現場チェック) ・安全パトロール(安全活動、法令のチェック)

実は、ISO9001の内部監査では、チェックシートを作成する要求もなければ作り方が決められているわけではありません。

そのため、日々のチェックで活用している仕組みや記録があれば、それを内部監査の位置づけにするのもありです。
ISOのための内部監査はせずに、日々、現場でやっていることをそのまま仕組みにする方法です。

3.建設業におけるISO9001取得のよくあるご質問

ISO9001認証取得は大変なイメージが強く、よく質問される内容は
「本当にうちの環境で取得できるのか?」
といったご不安です。

ここまで説明してきましたように、実態でやっていることを活かしながら仕組みを構築すれば問題なく進められます。

他にも、以下のような様々なお問い合わせが日々寄せられています。
「急にISOの担当者に任命されたんだけど」
「社内でISOを分かる人が誰もいない」
「入札に有利になるけどISOの取得って難しそう」
「いくらかかるのか?」
「どのくらい時間がかかるのか」
「通常業務をしながらでも取得できるのか」
ISOの基礎知識をまとめたページがありますので是非一度ご覧ください。

まとめ

最後に、ISO9001認証取得において、建設業におけるコツをおさらいです。

官公庁や民間から工事を請け負う上で、提出している膨大な書類を活かしながら、
多忙な現場に負担が行き過ぎないようにしましょう。

成果を出すために必要なルールをピックアップしていきましょう。

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