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灯油の処理に関わるISO14001の法令順守を5分で解説!

2026年3月5日

灯油の処理に関わるISO14001の法令順守を5分で解説!

冬場になると灯油の使用頻度が高くなりませんか?

この灯油、処理方法を少しでも間違えてしまうと法により罰則を受ける恐れがあります。

また、灯油の処理はISO14001における法令順守にも大きく関わります。

ここでは灯油とISO14001、そして順守するべき消防法についてお伝えいたします。

このコラムを読むとISO14001での灯油の処理や法令違反というリスクを回避するために気を付けないといけないことが分かります

1.灯油を扱う際のISO14001の「法令順守」とは

結論として、灯油を扱う際は、消防法に基づき、貯蔵や取り扱いに関して様々な規制が定められています。ISO14001では、これらの法令をしっかり守ることが重要視されています。

(1)法適用条件

以下にあてはまる事業者は消防法の対象になります。

  1. 指定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取扱う者
  2. 消防法に規定する危険物を運搬する者
  3. 消防活動阻害物質、指定可燃物を貯蔵し、又は取扱う物
  4. 指定数量未満の危険物及び指定可燃物の貯蔵及び取扱いは市町村条例で定める
  5. 航空機、船舶、鉄道及び軌道車両自体による危険物の貯蔵、取扱い及び運搬は消防法の適用を受けない
  6. 石油パイプライン事業法適用の事業用施設における貯蔵、取扱い及び運搬、自衛隊法による災害活動、演習場における危険物の貯蔵、取扱いはそれぞれの法で規制

(2)許可や届け出が必要な条件

一定量以上灯油・軽油を貯蔵・取り扱う際は届け出や許可が必要になります。

  • 200リットル以上1000リットル未満の場合:消防機関への届け出が必要
  • 1000リットル以上:市町村への許可が必要

(3)貯蔵・運搬での条件

灯油・軽油を運ぶ際に使用する容器は、技能試験に合格した容器を使用する必要があります。この技能試験に合格した容器には「試験確認証済KHK危険物保安技術協会」の表示がされ、「試験確認済証」や「認定品」「推奨品」などの表示がされています。

灯油や軽油を扱う事業者は上記法やルールを順守する必要があります。

2.ISO14001と灯油の関係性とは?



灯油の扱いは消防法に大きく関わります。また、前段で説明したISO14001についても、それぞれどういったものか改めて確認をしていきましょう。

(1)ISO14001とは

ISO14001とは環境マネジメントシステム(EMS)ともいい、組織が自社で設定した環境に関する方針や目的に整合して、自社の事業活動やその結果生まれる製品・サービスが環境に及ぼす影響を管理することによって、健全な環境パフォーマンスを達成し、それを実証できるようにする仕組みの構築を目的とした規格のことです。

環境マネジメントシステムに関する取り組みの多くは、順守義務を考慮する必要があるため、ISO14001における順守義務は、環境マネジメントシステムの構築・運用において重要な位置づけにあります

順守義務を考慮して取り組むべき要求事項の内容は下記になります。

  • 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定
  • 環境方針・環境目標の決定
  • 環境マネジメントシステムにおいて取り組む必要があるリスクと機会の決定
  • 環境マネジメントシステムにおける取り組みの計画策定
  • 働く人々の力量管理
  • コミュニケーションプロセスの確立
  • 環境マネジメントシステムの運用プロセスの確立や実施、管理、維持
  • パフォーマンス評価
  • 内部監査・マネジメントレビュー

このISO14001の狙いは、経営に環境要素を取り入れ、環境問題意識とその対応を行うことです。

(2)灯油とは

灯油とは、原油の常圧蒸留およびその後の精製によって得られる製品のことです。

沸点範囲が170~250℃ほどの無色透明の特有の臭いがする液体で、硫黄分が80ppm以下で引火点が40℃以上で取り扱いが容易のため、暖房機器や給湯器の燃料、工業用や産業用の洗剤や溶剤としても使用されます。

消防法では、危険物第四類(引火性液体)第2石油類に分類されます。

(3)消防法とは

そもそも消防法とは、建築物などについて防火・消防上必要な規制を定めた法律です。

火災の予防や警戒、鎮圧などの災害等による傷病者の搬送を適切に行うことを目的としています。灯油が分類されている第四類引火性液体は、危政令で定められた引火点測定器で引火点を測定する試験において引火点を有する液体をいいます。

消防法における、は以下のものがあります。

  • いずれも引火性の液体であり、危険物の蒸発は、空気との混合物をつくり、火源による引火または爆発の危険がある
  • 蒸気比重が空気より重い
  • 液比重が1より小さく、水には溶けないものが多い。
  • 電気の不良導体である

(4)ISO14001と灯油の関係性

灯油の取り扱いに関しては上記で説明をした、消防法に大きくかかわってきます。

ISO14001では法に基づいた活動を行うことが必須です。消防法に基づいた灯油の取り扱いをすることで法令違反というリスクを避けることにも繋がります。

3.法令を順守しないと

危険物である灯油を貯蔵・取り扱う場合は消防法に順守する必要があります。

この消防法に違反をすると使用停止命令が出る可能性があります。また消防法の罰則は虚偽の報告をした場合や点検の怠慢によって起こったことなど内容によって罰則内容が変わってきます。法に則り正しい報告や、管理をしていきましょう。

4.まとめ

今回は灯油に焦点をおいてISO14001についてご説明をしました。灯油は危険物にあたり、細かく法律やルールが決まっています。ISO14001では、灯油を扱う際には消防法をはじめとする法令をしっかりと守ることが重要視されております。

ISO14001を運用をする上で大切なことは、自社に該当する法令を洗い出し、把握・法令に沿った運用をする必要があります

灯油や軽油は危険物にあたるため、一定量を超える貯蔵や取り扱いがあると法が適用されます。また貯蔵・取扱量によって消防機関への届け出をするか、市町村への許可を求めるかが変わってきます。

自社が取り扱う灯油の量を把握し、消防法のどこに関わるかを確認をする必要があります。危険物の取り扱いは方法を誤ってしまうと最悪、灯油の使用停止命令に繋がります。灯油をはじめとした危険物を取り扱う際は一層注意をしましょう。

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