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知らないでは済まされない!フィッシング詐欺への対応法をさまざまな切り口で紹介

2025年8月27日

知らないでは済まされない!フィッシング詐欺への対応法をさまざまな切り口で紹介

1.実際にフィッシング詐欺に遭った場合の対応5選

もし、フィッシング詐欺に遭ってしまった場合に取るべき対応は、大きく分けて以下の5つです。

  • 被害状況を把握する
  • 各種サービスへ連絡する
  • 警察に通報する
  • 情報の提供を行う
  • 注意喚起をする

正しい手順を知っていれば、被害を最小限におさえることが可能です。

順番に見ていきましょう。

(1)被害状況を把握する

フィッシング詐欺に遭った可能性があるときは、まず落ち着いてどのような被害が発生したのかを正しく把握しましょう。

焦って行動すると、対応が後手になったり、被害が広がってしまうこともあります。

具体的には、以下の点を一つずつ確認してください。

  • 入力してしまった情報の種類(ID、パスワード、クレジットカード番号など)
  • アクセスしたサイトのURLや画面の内容
  • その後、不審な引き落としやアカウントの動きがあるかどうか
  • 被害に関連するメールやSMSの文面や時間

これらをメモやスクリーンショットなどで記録しておくと、後で専門的な場所に相談する際にも役立ちます。

不安なときこそ、ひとつひとつ確かめながら行動しましょう。

(2)各種サービスへ連絡する

「もしかしてフィッシング詐欺かも?」と思った場合は、できるだけ早く、関係するサービス会社に連絡を取りましょう。

被害を最小限におさえるためには、「気づいた時点ですぐに動く」ことが被害を食い止めるうえで最も重要な初期対応になるからです。

たとえば、クレジットカード番号を入力してしまった場合は、カード会社に利用停止の手続きを依頼してください。

ネットバンキングの情報を入力した場合は、すぐに銀行に連絡し、口座の凍結やパスワード変更の相談をしましょう。

SNSやショッピングサイトなどのアカウント情報を入力したときも、該当するサービスの運営会社に連絡し、必要な対応を確認することが大切です。

フィッシング詐欺の被害は、早期対応が被害額や影響の大きさを大きく左右します。

不正利用が広がる前に、関係するサービスへすぐに連絡することで、被害の拡大を防ぎ、早期の解決につながります。

(3)警察に通報する

フィッシング詐欺に気づいたときは、速やかに警察へ通報することが大切です。

通報は最寄りの警察署でも行えますが、フィッシング詐欺に特化した「フィッシング対策協議会」や、警察庁が運営する「サイバー犯罪に関する対策窓口」内の通報フォームなどを利用する方法もあります。

通報の際には、詐欺メールや偽サイトのURL、入力してしまった内容、時刻や状況など、できるだけ詳しく伝えましょう。

また、通報した内容が後に証拠として役立つ場合もあるため、メールの画面やURLなどの情報は消さずに保存しておくと安心です。

万が一、被害を受けた場合、自分だけで悩まず、まずは専門の機関に相談してみてください。

(4)情報の提供を行う

もしフィッシング詐欺の被害に遭ってしまった場合は、自分の経験や詐欺の手口に関する情報を専門の機関へ提供するようにしましょう。

実際に被害に遭ってしまったことはとても悔しいですが、同様の被害を防ぐ手助けとなるからです。

情報の提供先としては、消費生活センターや警察庁の「フィッシング110番」、日本データ通信協会の「迷惑メール相談センター」などがあります。

具体的には、詐欺メールの送信元、本文の内容、記載されているリンク先のURL、被害を受けた日時や状況などを伝えるとよいでしょう。

(5)注意喚起をする

専門の機関へ情報提供を行うとともに、周囲の人にも注意を呼びかけることが大切です。

家族や友人、職場の同僚など身近な人に対しては、「このようなメールが届いた」「このURLには注意が必要」といった具体的な情報を伝えてあげてください。

とくに高齢者やネットに不慣れな人ほど被害に遭いやすいため、身内にいる場合は、やさしい言葉で説明してあげましょう。

近年は同じ文面のフィッシングメールが広く拡散されている傾向があるため、情報を共有することで、被害の拡大を防ぐことができるはずです。

2.フィッシング詐欺を見つけた場合の対応5選

偶然にもフィッシング詐欺を見つけた場合の対応は、以下のとおりです。

  • 無視して削除する
  • メールソフトの「迷惑メール報告」機能を使う
  • フィッシング対策協議会へ情報提供する
  • 警察へ情報提供する
  • ブラウザの機能で「危険なサイト」として報告する

これらの対応を知っておけば、万が一フィッシング詐欺を発見したときにも、落ち着いて対応ができるようになります。

ひとつずつ解説していきます。

(1)無視して削除する

フィッシング詐欺と疑われるメールやSMSを見つけたときは、開かずに無視し、すぐに削除することが最も安全な対応です。

こうした詐欺メッセージには、リンクをクリックさせたり、個人情報を入力させたりする仕組みが巧妙に仕込まれています。

中には、リンクを開くだけで不正なソフトを読み込むケースもあるため、少しでも不審だと感じたら、触れないことが最善の方法です。

とくに、「アカウントが停止されます」「至急対応してください」など、急かす内容が書かれているものは、詐欺である可能性が高いです。

一度開いてしまった場合でも、リンクをクリックせず、何も入力しないまま閉じれば問題ありません。

その後、迷惑メールフォルダに移すか完全に削除してください。

(2)メールソフトの「迷惑メール報告」機能を使う

フィッシング詐欺と思われるメールを受け取った場合は、ただ削除するのではなく、メールソフトに備わっている「迷惑メール報告」機能を使うとより効果的です。

この操作を行うことで、該当メールが迷惑メールとして記録され、今後同じような内容が届きにくくなるからです。

たとえば、GmailやYahoo!メールなどの主要なサービスでは、ユーザーの報告に基づいて迷惑メールの検出精度を高めています。

報告された情報は、他の利用者にも反映されるため、個人の対策でありながら全体の被害防止にもつながります。

迷惑メール報告は、数秒でできる簡単な操作にもかかわらず、詐欺の被害を広げないための有効な手段なのです。

(3)フィッシング対策協議会へ情報提供する

フィッシング詐欺のようなメールを見つけた際にも、「フィッシング対策協議会」へ情報を提供するようにしましょう。

この協議会では、一般の利用者からの通報をもとに、該当する偽サイトの閉鎖手続きや警告の発信を行っています。

通報は公式サイトから簡単に行うことができ、匿名でも送信が可能です。

提供する情報には、届いたメールの本文や送信元、表示されていたURLなど可能な限り、詳細な情報を記載しましょう。

とくに、まだ広く出回っていない新しい手口の場合は、早期に対応を取ることができ、多くの人を守ることにもつながります。

実際に被害に遭っていなくても、怪しいメールやサイトを見つけたときは、情報提供を行うことで、他の人の被害を防ぐことにつながるのです。

(4)警察へ情報提供する

フィッシング対策協議会と合わせて、警察に情報提供を行うことも大切です。

警察への情報提供は、最寄りの警察署に相談する方法のほか、「サイバー犯罪に関する対策窓口」などの窓口にて行うことができます。

繰り返しになりますが、不審なメールの送信元、内容、届いた日時、アクセスしたサイトのURLなど、できるだけ詳しい情報を伝えることがおすすめです。

実際の被害が発生していなくても、詐欺の手口を把握するための貴重な情報源として活用されます。

(5)ブラウザの機能で「危険なサイト」として報告する

実は、使用しているブラウザの「危険なサイト報告機能」を活用することで、他のユーザーへの被害拡大を防ぐこともできます。

Google ChromeやMicrosoft Edgeなどの主要なブラウザには、不正なサイトを発見したときに、ユーザー自身が運営元へ通報できる機能が備わっています。

この機能を使うことで、その情報がブラウザのセキュリティデータベースに反映され、他のユーザーが同じサイトにアクセスしようとした際に警告が表示されるようになるのです。

報告方法は、ブラウザの設定やメニュー内にあるGoogle Chromeであれば、「Google セーフ ブラウジング チームにページを報告する」での報告、Microsoft Edgeであれば、設定などから「安全でないサイトを報告する」から報告ができます。

怪しいサイトを見つけた際は、ブラウザの報告機能を使い、早めに対応することを心がけましょう。

3.フィッシング詐欺に遭わないための7つの事前対応

フィッシング詐欺に遭わないために事前に行うべき対策は、以下の7つです。

  • 「まずは疑う」を習慣にする
  • メールやSMS内のリンクは直接クリックしない
  • URLを必ず確認する
  • 最も強力な防御策「二段階認証(多要素認証)」を設定する
  • OS・アプリ・ブラウザを常に最新の状態に保つ
  • セキュリティソフトと迷惑メールフィルタを活用する
  • パスワードを使い回さない

結局のところ、フィッシング詐欺の被害を防ぐには事前の対策が最も有効です。

順番に解説していきます。

(1)「まずは疑う」を習慣にする

フィッシング詐欺を防ぐためには、まずは疑うという意識を日ごろから身につけておきましょう。

詐欺の手口は年々巧妙になっており、公式ロゴや本物そっくりの画面を使った偽メールやサイトが数多く出回っています。

そのため、「有名な会社から届いたから大丈夫」と思い込んでしまうと、思わぬ被害につながることもあります。

「このメールは本物か?」「なぜ自分に届いたのか?」といった疑問を持つことで、詐欺の可能性に気づきやすくなるはずです。

すぐに反応するのではなく、少しでも不審に思ったら、リンクを開かず、正規のサイトや公式アプリから内容を確認するようにしましょう。

(2)メールやSMS内のリンクは直接クリックしない

大切なので何度もお伝えしますが、メールやSMSに記載されたリンクをすぐにクリックしないことがフィッシング詐欺の対策として有効です。

フィッシング詐欺の多くは、実在の企業やサービスを装って、信頼を得るように仕組まれています。

たとえば、宅配業者や銀行、通販サイトなどを名乗って「確認が必要」「支払いの問題がある」などと記載し、リンク先に誘導します。

しかし、そのリンクを開いた先は本物にそっくりな偽ページであり、そこに情報を入力してしまうと、個人情報が盗まれてしまうかもしれません。

本当に必要な対応かどうかを確かめるには、送られてきたリンクを使わず、一旦、自分で公式サイトへアクセスするか、アプリ等から確認するようにしましょう。

(3)URLを必ず確認する

フィッシング詐欺を避けるためには、リンクを開く前やサイトに情報を入力する前に、必ずURLを確認する習慣を身につけておきましょう。

本物のように見えても、実際には偽サイトである場合が少なくありません。

詐欺サイトのURLは、正規のものとよく似ており、一文字だけ違うものや長くて複雑な英数字が並んだ不自然なものが多く見られます。

たとえば、「https://www.amazon.co.jp/」が「https://www.anazon.co.jp/」になっていたり、「https://www.amazon1.co.jp/」のように不要な文字列が追加されていたりします。

また、「https://」から始まっていない(「http://」になっている)場合にも注意が必要です。

リンクをクリックした場合でも、すぐに個人情報を入力せず、アドレスバーに表示されているURLを落ち着いて確認するようにしてください。

(4)最も強力な防御策「二段階認証(多要素認証)」を設定する

フィッシング詐欺を防ぐために、最も効果的な対策の一つが「二段階認証(多要素認証)」の設定です。

二段階認証とは、IDとパスワードに加えて、もう一つの確認方法を加える仕組みです。

たとえば、スマートフォンに届く認証コードの入力や認証アプリによる確認などがあります。

たとえパスワードが漏れてしまったとしても、追加の認証がなければログインできないため、不正アクセスを未然に防ぐことができます。

とくに銀行などの金融機関、クラウドサービス、ショッピングサイトなど、個人情報やお金に関わるサービスでは、必ず設定しておきたい機能です。

設定も一度行えば、その後は簡単に利用できるものが多いので、手間以上の安心感が得られるはずです。

(5)OS・アプリ・ブラウザを常に最新の状態に保つ

使用しているOSやアプリ、ブラウザを常に最新の状態に保つことも有効な手段です。

古いままのシステムやアプリには、悪意のある第三者に悪用される恐れのある弱点(脆弱性)が残されている場合があります。

その弱点を突いて、不正なサイトに誘導されたり、情報を盗まれたりすることも少なくありません。

しかし、定期的なアップデートを行うことで、こうした脅威から身を守るための対策が自動的に反映されます。

更新を後回しにせず、通知が表示されたらすぐに対応するようにしましょう。

(6)セキュリティソフトと迷惑メールフィルタを活用する

フィッシング詐欺の被害を減らすためには、セキュリティソフトと迷惑メールフィルタの活用が効果的です。

セキュリティソフトには、怪しいサイトや不正な通信を検知し、アクセスをブロックする機能があります。

また、メールに添付されたウイルスやスパムの判別も行い、詐欺の入口を事前に遮断してくれます。

一方、迷惑メールフィルタは、不審な文面や送信元をもとに、フィッシングメールを受信箱に届かないよう振り分けることが可能です。

このような対策を取り入れることで、不審なメールを受け取っても被害を防ぐ確率が高まります。

(7)パスワードを使い回さない

同じパスワードを複数のサービスで使い回さないことは、フィッシング詐欺の対策の基本です。

なぜなら、一つのパスワードが漏れただけで、他のサービスにまで不正アクセスされる危険があるからです。

たとえば、通販サイトで使っているパスワードが盗まれた場合、それと同じ情報でログインできる他のサイトまで乗っ取られてしまう可能性があります。

とくに、メールアドレスとパスワードの組み合わせが多くのサイトで使われていると、被害の範囲はさらに拡大します。

こうした被害の連鎖を防ぐには、サービスごとに異なるパスワードを設定し、管理をしっかり行いましょう。

どうしても覚えきれない場合は、パスワード管理アプリを活用すると、安全かつ便利に運用できます。

4.まとめ

今回は、フィッシング詐欺への対応について、遭ったとき、見つけたとき、遭わないための事前対策の3つの切り口から解説しました。

フィッシング詐欺とは、実在する企業や公的機関を装い、偽サイトへ誘導してIDやパスワード、カード情報などを盗み取る手口です。

被害を最小限に抑えるには、入力してしまった情報の種類や不審な引き落としの有無を冷静に確認し、関係サービスや警察へ速やかに連絡することが重要となります。

怪しいメールを見つけた場合は、開かず削除するだけでなく、メールソフトの迷惑メール報告機能やブラウザの危険サイト通報機能を利用し、フィッシング対策協議会や警察へ情報の提供をしましょう。

さらに被害を未然に防ぐためには、まず疑う姿勢を持ち、メールやSMSのリンクを直接押さない、URLを必ず確認する、二段階認証を設定するなどの基本対策を実践することが効果的です。

本記事を参考に、フィッシング詐欺のリスクと対応手順を正しく理解し、被害に遭わないようにしてください。

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