2021年3月25日

ISMS(ISO27001)の教育とは、業務やセキュリティに影響のある知識・技術・経験・意識などを、身につける・向上させるために実施する教育のことを指します。本記事では、ISMS(ISO27001)の教育の概要や必要とされている教育内容について紹介していきます。
1.ISMS(ISO27001)教育の目的とは
教育の目的は以下の2点です。
・必要な力量をそなえるため
・意識向上のため
業務やセキュリティに必要な力量を備えるための教育と、
業務に関係する方針や手順などの意識向上のための教育を実施しましょう。
仕事がわかる・できる、状態にすることと、仕事を何のためにするかという
教育をするというと分かりやすいと思います。
2.ISMS(ISO27001)教育で必ず求められていること
教育の目的を果たすことはもちろん求められていますが、そもそも教育の前に、
必要な力量は何か、方針・手順などにどんなものがあるのかを把握しておく必要があります。
教育するために現状を把握しておかなければ、理想と現実のギャップを埋めるための教育を実施できません。
3.教育の対象者は?
組織の従業員が教育の対象者だと思って間違いありません。
従業員以外でも業務に関わる、セキュリティに関わる契約相手・利害関係者にも
必要な場合は教育を実施しましょう。
4.審査の時に審査員から確認されるポイント
審査の時には、必要だと判断した力量、教育の計画、教育の実施結果を確認されます。
また、教育を実施した結果、力量が担保されたのかという評価結果も見られます。
そのための記録類も準備するようにしておきましょう。
5.毎年同じ教育を行っても良いの?
必ずしも教育内容を変える必要はありません。
毎年同じ教育を行っても構いません。
ただしあくまでも理想と現状のギャップを埋めていくために実施するのが教育なので、
毎年同じ教育を実施することが妥当であるかどうかは、きちんと確認しておきましょう。
いつも同じ人、同じ内容、誰に聞いても正しい答えを言える状態になっているのに、
同じ教育を実施する必要はないはずです。
そういった場合は、別の教育を実施していけるように考えるようにしましょう。
6.まとめ
ISMS(ISO27001)の教育は、業務やセキュリティに必要な力量を備えるため、また、業務に関係する方針や手順などの意識向上のために実施しましょう。
まずは現状の力量や理解の程度を認識して、適切な内容の教育を実施するように心がけてください。
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