2026年5月22日

「ISMSはシステム開発にどのように関わっているの?」
「取得して得られるメリットって何?」
このような疑問を持つ担当者の方もいるのではないでしょうか。
実は、ISMSの3要素はシステム開発会社にとって重要な役割を担っており、利害関係者に対して信頼を与えています。
なぜなら、この3つの要素は重要な情報の改ざんや滅失、消失、破損を防ぎ、安全に情報を取り扱うための要素であり、システム開発会社において情報管理は重要であるからです。
ここでは、ISMSとシステム開発会社がどのように関係しているかを説明した上で、ISMS認証を取得するメリットやデメリットをまとめて解説します。
本コラムを読み終えていただければ、ISMS認証を取得することで得られるメリットを理解することができ、システム開発会社のセキュリティ向上や受注率向上につながる第一歩を踏み出すことができるでしょう。
1.ISMSとシステム開発会社の関係性

ISMSは、自社における情報セキュリティのリスクを管理する仕組みのことです。
自社内の情報資産やリスクを適切に管理することによって、情報資産の「機密性」「完全性」「可用性」を維持し、利害関係者に対して信頼を与えています。
この3つの要素は重要な情報の改ざんや滅失、消失、破損を防ぎ、安全に情報を取り扱うための要素となります。
システム開発会社にとっても、3つの要素は非常に重要な役割を担っています。
(1)機密性
機密性とは、許可された人にのみ情報の使用や開示を行えるようにすることです。
つまり、許可されていないものには触れられないようにしておくことです。
システム開発会社にとって、システム情報の漏洩や、外部からの不正アクセスなどのリスクが発生しないように対策することが、機密性を守ることに繋がります。
(2)完全性
完全性は、保持している情報が言葉通り完全な状態であることを意味しています。
情報は、形が変わってしまうと価値を失うリスクが高いものであり、悪意のあるなしに限らず、情報の改ざんや削除があります。
システム開発会社で扱う情報の形が変わってしまうと、実際にシステムを使用した際に予期せぬトラブルが発生してしまう恐れがあります。
そうならないためにも、完全性を保てるよう機密性と合わせた対策が重要になります。
(3)可用性
可用性は、簡単に言うと「いつでも情報にアクセスできること」を指します。
認可された人からの要求に対し、必要な情報をいつでも使える状態にしておくことです。
システム開発会社においても、必要なシステム情報をいつでも使用できるようにし、システムが止まることなく使いたいときに使える状態を維持することは非常に大切です。
2.システム開発会社がISMSを取得するメリット
では、システム開発会社がISMSを取得するメリットを解説します。
以下の3つが挙げられます。
(1)情報セキュリティの向上
ISMSを構築し、ISMS認証を取得することは、企業の情報セキュリティレベルを向上させることに繋がります。
ISMSを取得することで、システム開発時に起きる情報漏洩のような事故の発生確率や事故発生時の影響を低減することが可能になります。
ISMSを取得し、情報セキュリティレベルを上げることは、事故による業務停止の防止になり、企業そのものを守ることになるのです。
年1回以上の中間的な審査が実施されるため、継続的にセキュリティ体制を維持する必要がありますが、従業員のセキュリティ意識を高く保つ効果もあるため、より強固なセキュリティ体制を整えることができます。
(2)顧客や取引先からの受注率向上
国際規格であるISMS認証を取得することで、自社のセキュリティ管理体制が国際基準に準拠していることを示すことができます。
これによって、顧客や取引先にセキュリティ強化に取り組んでいることをアピールすることが可能となるため、結果として案件の受注率向上に繋がるでしょう。
国や自治体、また大手企業では、取引先の選定基準にISMS認証基準が条件になっている場合があります。
ISMS認証を取得していれば、システム開発会社が受ける案件の幅が広がるため、企業として事業の拡大や売上向上などを目指せるきっかけにもなります。
(3)新規上場株式にかかる工数の削減
IPOいわゆる新規上場株式を予定している企業にとって、ISMS認証の取得はIPO準備の工数削減に繋がります。
IPOに向けた準備には、情報セキュリティ対策を含むIT統制が必要不可欠です。
ですが、国際規格に基づいたISMS認証を取得していれば、IT統制のレベルが高いことを意味しているため、準備にかかる工数を削減でき、その他の準備に注力しやすくなります。
それほどISMSは、セキュリティレベルが高いことを証明する信頼性の高い認証であると言えます。
3.ISMSを取得するデメリット
ISMS認証の取得には、多くのメリットが得られる反面、デメリットも存在します。
以下で挙げる2つのデメリットを把握した上で、ISMS認証を取得する必要があるかどうか適切な判断が必要です。
(1)ISMS認証維持の工数が多い
ISMSの認証を取得するには、所定の審査を受ける必要があり、これに伴って審査に向けて準備すべきことが多くあります。
国際規格に応じた情報セキュリティレベルを確保するために、社内ルールの見直しが必要になったり、業務の進め方を変更する場合もあるでしょう。
このように運用工数が多いことから、システム開発の業務以外の部分で従業員に負担がかかることが想定されます。
ISMS認証取得に関しては、申請に向けて必要な工程を計画的に進めることが必要となり、社内リソースも確保しておくことが非常に重要となります。
(2)コストがかかる
ISMS認証の取得には審査が必要であり、その審査を受けるために費用がかかります。
取得時の審査だけでなく、1年ごとの継続審査や3年ごとの再認証審査の際にも費用が必要です。
審査機関や対象企業の拠点数、従業員数などに応じてかかる費用は変動するため、少なくとも数十万円〜数百万円の費用が発生してしまいます。
ISMS認証の取得には、企業にとってもたらされる影響や費用対効果の面についても慎重に検討することが大切です。
4.まとめ
いかがでしたか?
ISMSは、自社における情報セキュリティのリスクを管理する仕組みのことです。
自社内の情報資産やリスクを適切に管理することによって、「機密性」「完全性」「可用性」を維持しています。
この3つの要素は重要な情報の改ざんや滅失、消失、破損を防ぎ、安全に情報を取り扱うための要素となっており、システム開発会社にとっても、非常に重要な役割を担っています。
ISMS認証を取得することで、情報セキュリティレベルを上げることや、顧客や取引先に対してのアピール、新規上場株式にかかる工数の削減が可能になります。
このようにISMSは、セキュリティレベルが高いことを証明する信頼性の高い認証であると言えるのです。
社内のセキュリティ体制を構築できるだけでなく、外部からの信用も獲得できます。
工数や費用がかかるといったデメリットはありますが、企業にとってメリットが大きいと判断できる場合は、認証取得を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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