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【ISO9001】製造業で識別はどこまで必要?トレーサビリティーはどこまで必要?

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2019年6月10日

ISO9001の運用サポートをお手伝いしている自動車用部品の製造をしているお客様先で、トレーサビリティーってどこまでやったらいいの?というお声をいただきました。

例えば、ISO9001の規格項番では、下記のように定められております。

ISO9001の規格項番

7.5.3 識別及びトレーサビリティ

必要な場合には、組織は、製品実現の全過程において適切な手段で製品を識別しなければならない。
組織は、製品実現の全過程において、監視及び測定の要求事項に関連して、製品の状態を識別しなければならない。
トレーサビリティが要求事項となっている場合には、組織は、製品について一意の識別を管理し、記録を維持しなければならない。

以上がISO9001で要求していることです。

解説

ただ、ISO9001の要求事項を見てもどこまでやればいいかなんてわからないですよね?

ISO9001の規格は国際規格のため、どこまでやればいいかは会社が決めていいんです。
例えば、「ロット番号」を振っているお客様もあれば、「色」で管理しているお客様もございます。

このように、ルールは自社で出来る範囲で自由に決めていいのがISO9001です。
あまり自社で負担がふえるような仕組みづくりはしないようにしていきたいものですね。

逆にいまのルールを疑問に持っているなら見直すことを検討してもいいかもしれませんね。

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