公共工事の入札に初参加するための手順と必須条件を徹底解説
2026年2月9日

目次
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- 1.公共工事の入札とは
- (1)公共工事で入札が行われる理由
- (2)民間工事との違い
- 2.公共工事の入札方式の種類
- (1)一般競争入札
- (2)指名競争入札
- (3)随意契約
- 3.公共工事の入札に参加するための5つの条件
- (1)建設業許可を取得している
- (2)経営事項審査(経審)を受けている
- (3)入札参加資格審査に合格している
- (4)自治体・発注機関ごとの独自条件を満たしている
- (5)法令遵守・信用性に関する要件(不正・違反等の確認)
- 4.公共工事の入札の流れ
- (1)入札参加資格の申請と登録
- (2)入札公告と指名通知の確認
- (3)入札書類を作成し、提出する
- (4)開札と落札者の決定
- (5)契約締結と工事の着手
- 5.公共工事の入札に必要な書類
- (1)入札参加資格審査申請書
- (2)建設業許可証明書(写し)
- (3)経営事項審査結果通知書(総合評定値通知書)
- (4)入札書・見積書・工事内訳書
- (5)技術資料・施工実績関係書類
- 6.公共工事の入札案件の探し方5選
- (1)国の入札情報提供サービスを利用する
- (2)都道府県・市区町村の公式ホームページを確認する
- (3)電子入札システムを活用する
- (4)民間の入札情報サービスを利用する
- (5)過去の落札結果・発注実績を参考にする
- 7.まとめ
「必要な条件が多すぎて整理できない…」
「何から準備すればいいのか分からない」
結論から言うと、公共工事の入札はルールと流れを正しく理解し、必要な書類や条件をそろえれば、どの会社でも参加できるようになります。
なぜなら、入札のしくみは国や自治体が決めた基準にもとづいており、手順がはっきり決まっているため、正しい知識をつかめば準備が進めやすくなるからです。
この記事では、公共工事の入札に参加するために知っておきたい入札方式の違い、参加するための条件、手続きの流れ、必要となる書類、そして案件の探し方までを、はじめての方でも理解できるように紹介します。
この内容を理解すれば、何をそろえればよいかが明確になり、公共工事の入札に関する不安も解消されます。
また、この記事を読むことで、手続きのミスを防ぎ、入札にスムーズに参加するための具体的なステップがわかるはずです。
公共工事の入札に挑戦したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.公共工事の入札とは

公共工事の入札とは、国や自治体が行う工事を複数の会社から公正な競争のもとで選び、適切な価格と品質で実施するための制度です。
税金を使う工事であるため、発注の過程に偏りが生じないよう、透明な手続きが求められます。
そのため、多くの会社が同じ条件で参加できる仕組みとして入札が用意されています。
(1)公共工事で入札が行われる理由
公共工事で入札が行われる理由は、税金を使う工事を公平かつ透明な方法で進め、適切な価格と品質を守るためです。
公共工事は広く集めた税金で実施されるため、特定の会社に有利な選び方をすると、不正や疑念が生まれやすくなります。
そのため、複数の会社が対等に競える仕組みをつくることで、工事費や品質が適度な範囲に保たれるようになっています。
(2)民間工事との違い
公共工事と民間工事の違いは、発注の方法が法律や制度によってどれだけ管理されているかにあります。
公共工事は税金を使うため、発注の公平性を最優先し、定められた手続きに沿って会社を選びます。
一方、民間工事は発注者の判断で自由に業者を決められる点が特徴です。
民間工事では、会社の関係性やこれまでの実績を参考に、柔軟に契約先を決めることが可能です。
これに対し、公共工事は公平な競争を確保するため、参加条件や書類、評価の基準が細かく決められています。
つまり、民間工事は自由度が高いのに対し、公共工事は公平な競争を守るために厳密な制度で実施される点に大きな違いがあります。
両者の違いをまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | 公共工事 | 民間工事 |
| 発注の根拠 | 法律や制度に基づき、厳格に管理される | 発注者の判断で自由に決定できる |
| 財源 | 税金(公的資金) | 企業や個人の資金 |
| 業者選定の方法 | 公平性を最優先し、定められた手続きで選定 | 発注者の裁量で柔軟に選べる |
| 選定基準 | 参加条件・書類・評価基準が明確に定義されている | 関係性や実績など、発注者の判断で決まる |
| 自由度 | 制度が厳しく自由度が低い | 自由度が高い |
| 目的 | 公平な競争と透明性の確保 | 発注者のニーズに合う業者の選定 |
2.公共工事の入札方式の種類
(1)一般競争入札
一般競争入札は、参加条件を満たす会社なら誰でも応募できる入札方式です。
公平な競争を行いやすく、広く会社を募集することで、適正な価格と品質を実現しやすい特徴があります。
公共工事は税金を使うため、特定の会社だけが選ばれる状態になると、不公平な発注という疑念が生じる恐れがあります。
そのため、多くの会社が同じ条件で応募できる形を整え、競争が自然に働くように設計されています。
また、手続きが公開されるため、透明性の高い発注が行われ、国民からの信頼にもつながります。
(2)指名競争入札
指名競争入札は、発注者があらかじめ選んだ複数の会社だけに参加を認める方式です。
募集範囲を絞ることで、条件に合う会社に効率よく依頼できる点が特徴です。
公共工事には、高度な技術が求められたり、工期が短く緊急性が高かったりする場合があります。
そうした場面で全ての会社を相手に広く募集すると、審査に時間がかかり、工事開始が遅れてしまうかもしれません。
そこで、発注側は過去の実績や能力を基に会社を選び、必要な数だけ指名します。
ただし、選ぶ会社を限定するため、一般競争入札ほど競争が広がらないという側面もあります。
そのため、発注者は公平性を保つために、指名の基準を明確にし、必要な手続きを公開します。
(3)随意契約
随意契約は、競争入札を行わず、特定の会社と直接契約を結ぶ方式です。
緊急性が高い場合や特定の技術を持つ会社でなければ、実施できない工事で選ばれることが多い契約方法です。
公共工事では原則として競争入札が基本ですが、災害により道路が壊れたときのように、一刻も早い対応が必要な状況では、通常の手続きでは間に合いません。
また、特殊な設備や独自の技術が必要な工事では、特定の会社にしか対応できない場合もあるでしょう。
こうした事情を踏まえ、随意契約は競争ができない、競争を行うと実施が遅れる場面で使われます。
ただし、この方法は会社を限定するため、公平性を確保するために理由が厳しく定められており、手続きの内容も公開されます。
3.公共工事の入札に参加するための5つの条件
公共工事の入札に参加するための条件は、大きく分けると以下の5つです。
- 建設業許可を取得している
- 経営事項審査(経審)を受けている
- 入札参加資格審査に合格している
- 自治体・発注機関ごとの独自条件を満たしている
- 法令遵守・信用性に関する要件(不正・違反等の確認)
この条件を把握していない場合、必要書類が不足したり、審査に通らず入札自体に進めないリスクが高まります。
そうならないためにも、それらの条件をていねいに解説していきます。
(1)建設業許可を取得している
建設業許可の取得は、公共工事に参加するための基本となる条件です。
建設業許可は、工事の種類ごとに分けられており、それぞれに必要な技術者や資金の基準があります。
なお、許可を持たない会社が一定以上の規模の工事を行うことは法律で禁じられています。
公共工事は多くの人の生活に関わるため、技術力や管理体制が整っていない会社が工事を行うと、安全上の問題が起きるかもしれません。
このような背景から、許可制度を通して会社の体制を確認し、工事を任せられるだけの力を持っているかを判断します。
さらに、許可の更新では経営状況や技術者の資格が確認されるため、継続的に品質を確保しやすい仕組みになっています。
(2)経営事項審査(経審)を受けている
経営事項審査は、公共工事に参加する会社の経営状況や技術力を客観的に評価する制度です。
この審査で示される数値が、発注者が会社の力を判断する基準になります。
審査では、財務の健全性、技術者の人数、工事の実績、安全管理の体制など、会社の総合的な力が評価されます。
これらの項目は工事の品質や安全に直接関わるため、公共工事を任せる会社を選ぶうえで欠かせません。
経審で高い点数を取るほど、より大きな工事に参加しやすくなり、競争の場でも有利に働きます。逆に、審査を受けていない会社は、そもそも入札に参加できません。
(3)入札参加資格審査に合格している
入札参加資格審査の合格は、公共工事の入札に進むための必須条件です。
審査では、建設業許可や経営事項審査の結果に加え、会社の財務状況、法令違反の有無、過去の施工実績などが確認されます。
公共工事は大きな責任を伴うため、問題のある会社や体制が整っていない会社は登録できません。
また、審査は自治体ごとに行われるため、参加したい地域の制度に合わせて申請する必要があります。
登録されると、一定期間その会社は入札に参加できますが、更新時には再び審査が行われます。
(4)自治体・発注機関ごとの独自条件を満たしている
自治体や発注機関ごとに定められた独自条件を満たしていることも、公共工事に参加する際の重要な要件です。
公共工事は地域の事情や工事の種類によって求められる能力が異なるため、全国共通の基準だけでは判断できない部分があります。
たとえば、工事の規模ごとに「等級」が設けられており、総合評点や過去の工事実績によって参加できる範囲が変わります。
また、地域での施工能力を重視する自治体では、一定の地元実績や営業所の設置が条件になる場合もあります。
会社は条件を理解したうえで、自社が参加可能な工事の範囲を把握する必要があります。
(5)法令遵守・信用性に関する要件(不正・違反等の確認)
法令遵守や信用性に問題がないことは、公共工事に参加するうえで欠かせません。
公共工事は社会的な責任が大きいため、過去に不正や重大な違反がある会社が参加すると、工事の安全や信頼に影響が出る恐れがあります。
審査では、建設業法違反、労働基準法の問題、暴力団との関係、重大事故の有無などが細かく確認されます。
もし不正な行為が発覚した会社は、一定期間指名停止や資格喪失となり、その間は入札に参加できません。
また、法令違反がなくても、著しく財務状況が悪い場合などは、工事の継続が困難と判断され、審査で不利になることがあります。
公共工事は長期間にわたることが多いため、会社としての信用性がとても重要になるのです。
4.公共工事の入札の流れ
公共工事の入札の流れは、以下の5つのステップに整理できます。
- 入札参加資格の申請と登録
- 入札公告と指名通知の確認
- 入札書類を作成し、提出する
- 開札と落札者の決定
- 契約締結と工事の着手
流れを理解しておくと、事前に準備すべき作業がわかり、スムーズに手続きを進められるでしょう。
ここからは、全体の流れを順番に説明していきます。
(1)入札参加資格の申請と登録
入札参加資格の申請と登録は、公共工事に参加するための最初の手続きです。
この登録が完了しなければ、どれだけ技術力があっても入札には進めません。
申請では、建設業許可や経営事項審査の結果、会社の経営状況、過去の工事実績などが確認されます。
公共工事は多くの人の生活に関わるため、責任を持って工事を行える会社かどうかを細かく判断する必要があります。
また、自治体ごとに審査が行われるため、参加したい地域の制度を理解し、期限に合わせて手続きを進めることが重要です。
なお、登録後も定期的な更新が求められ、そのたびに会社の状況が見直されます。
(2)入札公告と指名通知の確認
公告や通知に記載された条件を理解し、自社が参加可能かどうかを判断することが次の手続きにつながります。
一般競争入札では、発注機関が工事内容や参加条件を公開し、会社はその内容を見て参加を決めます。
一方、指名競争入札では、発注者から選ばれた会社だけに通知が届き、参加が認められます。
これらの情報には、工事の規模、工期、提出書類、技術条件などが細かく書かれており、確認を怠らないようにしましょう。
また、公告は更新されることがあるため、定期的に確認し、最新の内容を把握することが大切です。
(3)入札書類を作成し、提出する
入札書類の作成と提出は、入札の中でもとくに慎重な対応が求められる部分です。
書類に誤りがあると参加が認められない場合もあり、細かな点まで確認が欠かせません。
書類には、入札書、見積書、工事内訳書、技術資料などがあり、工事の内容や金額を明確に記載します。
提出方法は電子入札と紙提出に分かれ、自治体や工事の種類によって異なります。
期限や形式が決められているため、少しの遅れや書式の違いでも失格となる可能性があります。
また、総合評価方式では技術力を示す資料が求められるため、工事の実績や体制を詳しく説明しなければなりません。
(4)開札と落札者の決定
この工程で、金額や技術力を基準として、工事を任せる会社が決まります。
開札では、提出された入札金額が公開され、予定価格や最低制限価格と照らし合わせて審査が行われます。
最低価格だけで決まる場合もありますが、総合評価方式では技術力や実績も加点され、総合的な評価により落札が決まります。
また、開札は透明性を重視して行われるため、結果の信頼性が高く、参加した会社も納得しやすい制度です。
(5)契約締結と工事の着手
ここでは、工事を安全かつ確実に進めるための準備が行われます。
契約では、金額、工期、安全管理などの条件が明確に定められ、双方で内容を確認して合意します。
さらに、契約保証や履行保証の提出が求められる場合があり、工事が途中で止まらないようにする仕組みが整えられています。
着手前には、施工体制台帳や工程表の提出が必要となり、工事を進める体制が整っているかが確認されます。
これらの準備が不十分だと工事の遅れや事故につながるため、慎重な段取りが必要です。
5.公共工事の入札に必要な書類
公共工事の入札に必要な書類は、大きく分けて5種類にまとめられます。
- 入札参加資格審査申請書
- 建設業許可証明書(写し)
- 経営事項審査結果通知書(総合評定値通知書)
- 入札書・見積書・工事内訳書
- 技術資料・施工実績関係書類
どの書類がどの場面で必要か理解しておけば、提出漏れや失格を防ぎやすくなり、安心して手続きを進められます。
ここから、それぞれの書類の役割とポイントを順番に説明します。
(1)入札参加資格審査申請書
入札参加資格審査申請書は、公共工事の入札に参加するための最初の提出書類です。
申請書には、会社の基本情報に加えて、建設業許可や経営事項審査の結果、財務の状況、過去の施工実績などが記載されます。
公共工事は多くの人の生活に関係するため、会社の能力や安全性を厳しく確認し、問題のない会社だけが入札に参加できるよう配慮されています。
また、この申請は発注機関ごとに行うため、参加したい地域の制度に合わせた準備が必要です。
更新のタイミングも決まっており、登録後も継続的な審査を受けることで、会社としての健全性が保たれているかが確認されます。
(2)建設業許可証明書(写し)
建設業許可証明書(写し)は公共工事に参加する際の基本的な提出資料です。
この証明があることで、発注者は会社の体制や能力を確認しやすくなります。
建設業許可は、業種ごとに必要な技術者や資金の基準が定められ、会社の体制が整っていなければ取得できません。
公共工事は大規模で責任も重いため、許可がなければ工事を行うことはできません。
また、許可は更新制であるため、提出された写しによって会社が現在も基準を満たしているかが確認されます。
(3)経営事項審査結果通知書(総合評定値通知書)
経営事項審査結果通知書(総合評定値通知書)は、会社の経営状況や技術力を数値で示した重要な書類で、公共工事の入札に参加するために必要です。
この通知書の内容が、参加できる工事の規模や範囲に大きく影響します。
通知書には、財務の健全性、工事の実績、技術者の数、安全性の取り組みなどが評価項目としてまとめられ、会社の総合力がわかるようになっています。
この通知書によって、発注者は会社の実力を比較でき、公正な選定ができるようになるのです。
また、点数が高いほど参加できる工事の幅が広がり、会社の信用にもつながります。
審査は定期的に受ける必要があり、継続的な改善が必要です。
(4)入札書・見積書・工事内訳書
入札書・見積書・工事内訳書は、工事の金額や内容を正しく伝えるための資料です。
これらの書類の中にミスがあれば、工事の評価が正しく行われず、入札に参加できないリスクもあります。
入札書には工事に提示する金額が記載されており、見積書にはその金額がどのような根拠で算出されたのかが書かれています。
さらに、工事内訳書では工種ごとの金額が細かく整理され、工事全体の構造がわかるようになっています。
発注者はこれらの書類を見て、価格や内容に問題がないかが判断可能です。
書類の形式や提出期限は厳しく決められており、少しの不備でも失格になる恐れがあります。そのため、事前の確認と丁寧な作成が欠かせません。
(5)技術資料・施工実績関係書類
技術資料・施工実績関係書類は、会社が持つ技術力やこれまでの施工実績を示す資料です。
これらの資料によって、発注者は会社が工事を安全かつ確実に行えるかを判断します。
資料には、担当技術者の資格や経験、会社が持つ機械や設備の情報、これまでに完成した工事の実績などが含まれます。
公共工事は安全性が非常に重要です。そのため、技術力が不足している会社では対応が難しい場面があるため、発注者はこれらの情報を参考にしながら、工事の条件に最も合った会社を選びます。
ちなみに、実績が豊富な会社は評価が高くなり、競争の場でも有利になりやすくなります。
6.公共工事の入札案件の探し方5選
公共工事の入札案件の探し方は、以下の5つの方法があります。
- 国の入札情報提供サービスを利用する
- 都道府県・市区町村の公式ホームページを確認する
- 電子入札システムを活用する
- 民間の入札情報サービスを利用する
- 過去の落札結果・発注実績を参考にする
これらを理解すれば、必要な案件を効率よく探せるようになるはずです。
それぞれの探し方について、整理しながらご紹介していきます。
(1)国の入札情報提供サービスを利用する
国の入札情報提供サービスを利用することは、効率よく案件を探すために欠かせません。
なぜなら、国土交通省を中心とした各省庁の公告や結果が一か所にまとめられているため、信頼できる情報を素早く確認できるからです。
たとえば、入札情報サービス(PPI)では、工事名、地域、予定価格、落札結果などが整理されており、条件に合う案件を探しやすくなっています。
さらに、公告だけでなく、過去の落札状況も一覧で確認できるため、競争の傾向をつかんだり、自社が参加できそうな案件を見極めたりする際にも役立ちます。
公式サービスなので情報の正確性が高く、安心して利用できる点も大きなメリットです。
(2)都道府県・市区町村の公式ホームページを確認する
都道府県や市区町村の公式ホームページでは、地域ごとの公共工事の公告を把握するために有効です。
実は、地方自治体が発注する工事は地域性が強く、国のサービスだけでは網羅できない案件が多いのです。
たとえば、各自治体のサイトには工事の公告、参加条件、提出書類の案内、質問への回答などが掲載されており、地域密着の工事を探す際に欠かせない情報が揃っています。
また、自治体ごとに受付期間や提出方法が異なる場合があるため、公式サイトの確認はミスを防ぐうえでも役立つはずです。
(3)電子入札システムを活用する
電子入札システムを活用することは、公共工事の手続きを効率化し、正確に入札を進めるために必要な方法です。
なぜなら、現在の公共工事では電子入札が広く導入されており、オンライン上で公告確認から書類提出までを完結させる仕組みが整っているためです。
たとえば、国土交通省の電子入札システムでは、公告の閲覧、入札書の提出、確認書の受領までをすべてインターネット上で進められます。
紙の提出に比べてミスが減り、期限ギリギリでも迅速に手続きできる利点があります。
また、電子証明書を使うことで安全性が確保され、発注者側も迅速に処理を行えるようになります。
自治体によっては独自の電子入札システムを採用しているため、参加したい地域のシステムへの登録も必要です。
つまり、電子入札システムは効率的かつ安全に手続きを行うための必須ツールであり、現代の公共工事で欠かせない手段といえます。
(4)民間の入札情報サービスを利用する
民間の入札情報サービスを利用すれば、多くの発注機関の案件を一度に確認し、効率よく比較することができます。
なぜなら、国や自治体、独立行政法人などの情報をまとめて検索でき、必要な案件を短時間で絞り込むことが可能だからです。
たとえば、NJSS(エヌジェスエス)では、キーワード検索や地域、工種などで絞り込みができ、条件に合う案件を効率よく見つけられます。
さらに、新着案件を通知する機能があり、見逃しを防ぎながら最新情報を確実に把握できます。
公的サービスでは網羅しきれない範囲まで情報が集まり、検索性の高い点が特徴です。
(5)過去の落札結果・発注実績を参考にする
過去の落札結果や発注実績を参考にすることで、自社が参加できる工事の傾向をつかみ、戦略的に案件を選ぶことができます。
なぜなら、工事価格や参加会社の状況を知ることで、無理のない範囲で参加しやすい案件を判断できるからです。
たとえば、同じ種類の工事でも地域によって価格帯が異なったり、競争が激しい自治体と落ち着いている自治体があったりします。
こうした過去の結果を確認すると、自社の規模や技術力で参加しやすい案件が見つかりやすくなります。
また、落札した会社の特徴を知ることで、必要な技術力や体制の参考にもなります。
7.まとめ
今回は、公共工事の入札に初めて参加するために必要な基本事項を、制度の理解から入札の手順、そして準備すべき書類まで整理しました。
公共工事の入札に取り組む際は、入札方式の違い、参加するための条件、手続きの流れ、必要書類、案件の探し方といった基礎を正しく押さえることが大切です。
これらの要素を理解せずに進めてしまうと、資格不足により申請ができなかったり、書類不備によって失格したり、公告内容の読み違いによる不適合、さらに手続きの漏れによる参加機会の損失など、さまざまな問題が起きる可能性があります。
とくに、入札参加資格の取得、経営事項審査の受審、公告内容の正確な把握、提出書類の作成と確認は、どの企業にとっても欠かすことができない重要な内容です。
この記事が、これから公共工事の入札に挑戦したい企業の方、受注の機会を広げたいと考えている方にとって、安心して最初の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
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