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SDGsの導入で企業価値アップ・採用力も向上?導入手順とメリットも解説

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2023年8月30日

SDGsの導入で企業価値アップ・採用力も向上?導入手順とメリットも解説

SDGsを導入することで、企業イメージアップ、採用力強化、ライバルとの差別化、投資家からの評価向上といったメリットが期待できます。SDGs導入には、早ければ数か月、長い場合は1年ほどかかります。SDGsコンパスの5ステップで導入するとスムーズでしょう。

1.SDGsとは?

sdgs

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2030年までに全世界で取り組むべき17の共通目標で、2015年に国連総会で採択されました。
地球規模での課題解決を目指して、環境、経済、社会の持続可能性を促進するために設定された目標であり、企業や政府、個人に対して寄与を促すことを目的としています。

 

2.SDGsの17の目標とは?

SDGsは、以下の17の目標から構成されています。

目標1 貧困をなくそう
目標2 飢餓をゼロに
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標4 質の高い教育をみんなに
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
目標6 安全な水とトイレをすべての人へ
目標7 エネルギーを持続可能に、みんなに届けよう
目標8 働きがいも経済成長も
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10 人や国の不平等をなくそう
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任 つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
目標16 平和と公正をすべての人に
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

引用:https://www.un.org/sustainabledevelopment/sustainable-development-goals/

 

3.企業がSDGsを導入する方法/5つのステップ

企業がSDGsを導入するためには、「SDGsコンパス」と呼ばれる5つのステップを踏むのが効果的です。

①SDGsを理解する
SDGsの目標や意義を十分に習得し、自社のビジネスや戦略にどのように関係するのか理解することが第一歩となります。

②優先課題を決定する
自社の事業や業界などを観点に、関連性が高い目標を選び、力を入れるべき優先課題を決定します。

③目標を設定する
優先課題に対して達成可能な目標を設定し、短期・中期・長期の目標を明確にします。

④経営へ統合する
SDGsに関連する取り組みを経営戦略やビジネスモデルに組み込み、継続的に実践します。

⑤報告とコミュニケーションを行う
SDGsに関する取り組みの進捗度や成果を定期的に評価し、報告。ステークホルダーとコミュニケーションを図りながら改善を進めます。

 

4.企業がSDGsに取り組むメリット5つ

企業がこぞって人手と時間をかけてSDGsに取り組む理由とは何なのでしょうか。

(1)企業の評価を高められる
SDGsへの取り組みは、企業の社会的責任を果たす姿勢を示し、企業イメージの向上につながります。顧客・消費者・取引先・求職者など多方面からのイメージアップを期待できるでしょう。

(2)優秀な人材の採用や社員のモチベーション向上が期待できる
従業員や求職者に対して価値観の共有や将来のビジョンを示すことができます。

(3)事業機会の創出の場として活用できる
新たな取引先や事業パートナー、イノベーション創出など、新しいビジネスチャンスが広がります。

(4)自社経営や事業活動の持続可能性を高められる
リスク管理や効率化など、経営の持続可能性向上につながる取り組みが可能になります。

(5)投資家へのアピール
ESG投資やファンドなど、SDGsに取り組む企業を評価する投資家が増えています。

 

5.SDGsに取り組むデメリットは?

デメリットはありませんが、以下のような課題が出てくるでしょう。

(1)人手がかかる
SDGsを理解し、自社のSDGs活動を策定し、ホームページに活動内容を掲載したり、登録や認証を受けるとなると人手がかかってきます。

(2)コストがかかる
SDGsの活動をHPに公開したり内容を更新するのに費用がかかるでしょう。また、SDGsの専門家であるコンサルのサポートを利用する場合はコンサルティング費用もかかってきます。

(3)SDGsウオッシュにならないようPDCAサイクルを回し続ける必要がある
SDGsウォッシュとは、実態が伴っていないのにあたかもSDGsに取り組んでいるように見せかけることです。実際にはSDGsに対する具体的な取り組みを行っていない状態を指します。
これが発覚すると、企業の信用や評価が大きく下がり、ブランドイメージの損失や顧客の離れる原因となる可能性があります。そのため、企業はSDGsに対する真剣な取り組みとその透明性を確保することが重要です。

6.中小企業がSDGs取り組みで失敗しないためのポイント

(1)無理のない範囲で取り組む
限られたリソースの中で、適切な目標を設定し、無理のない範囲で取り組みましょう。あまりに大きな目標を掲げると途中で頓挫してしまう原因になります。まずは現実的な目標設定をしましょう。

(2)従業員の合意をとる
SDGs担当者や担当部門は目標達成のために動いているが、そのほかの従業員がSDGsについて何も知らない、という状況になってしまっているケースがしばしば見られます。
従業員全員が「SDGsとは何か」「なぜSDGsに取り組むか」を理解し、共通の目標に向かって進むことが肝心です。社内での意識向上や研修、情報共有を積極的に行い、組織の一体感を作っていきましょう。

(3)事業と連携させる
SDGsと自社の事業戦略を結びつけることで、より効果的な取り組みが可能となります。事業領域や市場ニーズに基づいて選んだ目標を掲げ、達成可能性を高めましょう。

(4)発信する
せっかくSDGsに取り組んでいるのであれば、何を目指してどう取り組んでいるのか、会社のホームページなどで発信しましょう。ホームページやパンフレットに取り組みを載せている企業は多いです。
また、県や市が運営しているSDGsの認証や認定に登録すると、オリジナルロゴを載せることが可能になるケースもあります。

これらのポイントを押さえ、中小企業でもSDGs取り組みを成功させることが可能です。社会課題解決に貢献しながら、自社のビジネスも成長させる一石二鳥の効果を狙いましょう。

 

 7.どこの会社でも実施できるSDGsの取り組みは?

企業活動を通じたSDGsの取り組みは比較的取り入れやすいでしょう。事例を紹介します。

「目標3 すべての人に健康と福祉を」に貢献できる取り組み例
・健康診断やストレスチェックを行い、従業員の心身の健康を守る
・いつでも産業医に健康相談できる体制づくり
・ワクチン接種休暇の設置

「目標4 質の高い教育をみんなに」に貢献できる取り組み例
・従業員の教育制度を体系的に整える、教育マニュアルを作成する
・外部講師を呼んだりイーラーニング形式などで従業員のスキル教育を行う
・業務に役立つ資格取得を推奨する、受験料を補助したり取得できたら手当を支給する

「目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に貢献できる取り組み例
・オフィス内の節電
・車移動を少なくする、公共交通機関の積極的利用、オンライン会議

 

8.中小企業によるSDGs取り組み事例

(1)リサイクル業
建物の解体用資材や残土のリサイクル事業を手がけているS社。SDGsの目標11(持続可能な都市とコミュニティを実現しよう)に沿って、解体資材のリユースを促進し、廃棄物の最小化と循環型社会の実現に貢献している。また、社員がSDGsに取り組むための研修を実施し、全社員が目標達成に向けて一体となって働く姿勢を見せている。

(2)食品製造業
食品ロス削減を目指す取り組みを展開しているO社。消費期限が迫った食品を再利用して、お惣菜やお弁当を製造・販売することで、食品廃棄物の削減に努めている。SDGsの目標12 (持続可能な生産消費を目指そう) や目標2(誰もが食べられる今後を目指そう)に取り組むことで、持続可能な社会に貢献し、地域住民に安全で美味しい食品を提供している。

(3)プラスチック製造業
H社は、環境に配慮したプラスチック製品を提供する企業です。従来のプラスチック製品に代わる廃棄物や再生可能資源を原料にした素材を使用し、製品の開発や販売を行っています。環境負荷の低い製品を提供することで、地球環境の保護やSDGsの達成に取り組んでいます。

 

9.最近よく聞く「ESG」「ESG投資」って何?

ESGとは、企業の「環境(Environment)」「社会(Society)」「ガバナンス(Governance)」の取り組みを評価する指標です。
ESG投資は、企業のESG要素を重視した投資手法です。

 

.コンサルによるSDGs導入サポートとは

コンサルティング会社が企業のSDGs導入を支援するサービス。戦略策定支援、目標設定や行動計画の策定、プロジェクト管理、効果測定、戦略的報告などを提供します。
費用は50万円~数百万円と、会社の規模や内容によってさまざまです。

 

まとめ

SDGsは世界中で共通の課題解決を目指す重要な取り組みであり、企業が自社の持続可能性向上や社会貢献を通じてビジネスチャンスを拡大できる機会です。
戦略的な取り組みを行い、継続的に改善し、コミュニケーションを重視することが重要です。

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