2024年10月17日
ISO9001の「品質管理責任者」って何をすればいいの?
ISO9001の品質管理責任者は、品質を維持・向上させ、顧客満足を達成するために業務を整備し改善する役割を担います。
ISO9001:2015の改訂以降、品質管理責任者という明確な役職は規格上、必須ではなくなりました。しかし、組織の規模や複雑さによっては、品質マネジメントシステムの円滑な運用のため、依然として品質管理責任者のような役割を担う人物が必要となる場合があります。
2023年6月14日
ISO9001とISO14001の違いは焦点にあります。ISO9001のマネジメントシステムは、顧客満足度向上の為の品質管理に焦点を当てています。一方、ISO14001のマネジメントシステムは、環境影響の軽減や企業が与える環境管理に焦点を当てたものです。
ISO9001とは、品質マネジメントシステムの国際規格であり、顧客満足度向上のために、 企業が顧客のニーズを理解しそのニーズを満たすことを目的としています。
ISO14001とは、環境マネジメントシステムの国際規格で、企業が環境に対する責任や、影響、環境負荷を提言するためのプロセスを設計、実装、改善することを目的としています。
ISO9001とISO14001という2つの視点の違いについて説明します。
・ISO9001
顧客満足度向上の為の品質管理に焦点を当てたマネジメントシステムとなっており、顧客満足度向上に向けたより良い製品(サービス)を作ることや、効率的な作業を行い製品(サービス)の量を増やすなど、顧客満足度に目を向けるケースが多いです。
・ISO14001
環境影響の軽減や企業が与える環境管理に焦点を当てたマネジメントシステムとなっており、環境負荷の低減の為の取組みとして廃棄物や不具合品の量を減らすことや、電力量の削減などを行うことなどの環境負荷を低減することにつながる活動に目を向けるケースが多いです。
ISO9001とISO14001の類似点は、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act)に基づいた継続的改善を推進することを要求している点です。
また、要求事項にて、下記の項目に関しては共通項目として存在しています。
例:5.2方針、6.2目標、7.2力量、7.3教育訓練、7.5.3文書管理、9.2内部監査、9.3マネジメントレビュー、10.2是正処置・予防処置等
ISO9001とISO14001の相違点は項番上で発生する下記の項目がございます。
■ISO9001独自の観点
顧客ニーズの理解やプロセスの改善(9.1.2)、品質目標の設定と追跡(6.2)製造プロセス(8)などの要件をまとめておく必要があります。
■ISO14001独自の観点
環境方針の策定や環境影響の評価(6.1.2)、法規制の順守評価(6.1.3、9.1.2)、環境目標の設定と追跡(6.2)、緊急事態への準備(8.2)の要件をまとめておく必要があります。
ISO9001・ISO14001共に認証のメリットは企業の価値観によって異なりますが、よく上げられるのは下記の3点になります。
ISO9001とISO14001の認証取得に関しては事業の性質や環境、顧客のニーズ、業界の規制要件などによってメリットやデメリットは異なります。
例えば、品質管理が重要な産業ではISO9001認証を、環境保護に力を入れる企業ではISO14001認証を取得することが一般的になっているため、アピールしたい規格の取得をすることが重要です。
ISO9001とISO14001どちらの規格も、取得している企業数がもっとも多い業種は製造業、建設業、サービス業となっています。
業界毎の詳細には下記のような一部違いも見受けられます。
■ISO9001
■ISO14001
ISO9001、ISO14001の認証までに、ISO9001、ISO14001に適合したマニュアルや手順書の整備から、マネジメントシステムの規格要求事項にて求められている記録類の整備を行い審査を受け、認証へとステップを踏んでいく必要があります。
規格の取得については、下記コラムにて詳しく解説しておりますので、参考になさってください。
ISO9001、14001は認証取得の必要性や、目的を明確にしてから認証取得を行いましょう。
ISO9001、14001の認証に関するアドバイスや取得に向けたプロセスの中で、不明な点やご相談があれば、認証パートナーにお気軽にご相談くださいませ。
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