2025年3月14日

ISO9001とISO22000は同じ品質管理の国際規格ですが、目的や適用範囲が異なります。ISO9001は、製品やサービスの品質向上を目的とした品質マネジメントシステムの規格で、業種を問わず幅広い企業に適用されます。ISO22000は食品安全マネジメントシステムの規格で、食品の安全確保や衛生管理を重視しています。
品質管理は企業の信頼性を高め、顧客満足度を向上させる重要な要素です。
しかし、業種によって適用すべき国際規格は異なります。例えば、一般的な品質管理にはISO9001、食品の安全管理にはISO22000が適用されます。
「うちの会社にはどちらの規格が必要なのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。じつは、ISO9001とISO22000には明確な違いがあり、それぞれ目的や適用範囲が異なります。
ここでは、ISO9001とISO22000の違いを分かりやすく解説し、どちらを取得すべきかの判断基準についても紹介します。この記事を読めば、自社に最適な規格を選ぶヒントが得られるでしょう。
ISO9001とISO22000の違い
ISO9001とISO22000は、どちらも品質管理に関する国際規格ですが、対象とする範囲や目的に違いがあります。
- ISO9001:あらゆる業種に適用可能な品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格であり、製品やサービスの品質向上や顧客満足の向上を目的としています。
- ISO22000:食品業界向けの食品安全マネジメントシステム(FSMS)の国際規格であり、食品の安全確保や衛生管理の徹底を目的としています。
ISO9001とは?
ISO9001は、企業や組織が品質管理を効果的に行うための仕組みを提供する国際規格です。主に以下のポイントが特徴となります。
- 顧客満足の向上:顧客のニーズを理解し、製品・サービスの品質向上を図る
- 継続的改善:PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)を活用し、業務プロセスを最適化する
- リスクマネジメント:事業運営上のリスクを特定し、適切に管理する
- 業務効率の向上:標準化された手順を確立し、業務の効率化を図る
製造業やサービス業を問わず、幅広い業界で採用されており、企業の信頼性向上にもつながります。
ISO22000とは?
ISO22000は、食品の安全性を確保するための国際規格であり、食品の生産・加工・流通などの全プロセスにわたってリスク管理を行うことを目的としています。
特徴として、以下の点が挙げられます。
- 食品安全ハザードの管理:食品に関連する生物的・化学的・物理的危害を特定し、適切な管理策を講じる
- トレーサビリティの確保:原材料から最終製品までの履歴を追跡し、安全性を担保する
- 食品業界全体への適用:食品製造業者だけでなく、流通業者や包装業者など、食品のライフサイクル全体に適用可能
- HACCPの考え方を取り入れた管理手法:予防的なアプローチで食品安全リスクを低減する
HACCPは食品業界だけに適用される規格ですが、ISO22000は食品のライフサイクル全ての業界を視野に入れた規格となっています。
HACCPとは?
HACCP(ハサップ)とは、アメリカで開発された食品衛生上の危害発生を予防するシステムで、製品を製造する重要な項目を洗い出し、重点的に管理するものです。
簡単に言うと、食品の安全性を担保するため、食品製造の各工程において、どこで異物混入や微生物汚染などの危害が発生するかを予測・分析して未然に防ぐ「ガイドライン」のことです。
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どちらを取得すべきか?
企業の目的や業種によって、どちらの規格を取得すべきかが異なります。
- 製造業・サービス業 → ISO9001が適している
- 食品製造・加工業 → ISO22000の取得が望ましい
- 食品関連のサプライチェーン全体をカバーする場合 → ISO22000を取得しつつ、品質管理の向上を目的にISO9001を導入することも有効
また、クライアントからの個別要求や、行政からの要求の場合は細かな診断が必要です。
当社のコンサルタントによる無料相談を承っております。
「うちの場合は何を取得すればいいの?」とお困りの際は、事業内容や形態に併せて最適な規格をご提案することも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
ISO9001とISO22000は、それぞれ異なる目的を持つ品質管理の国際規格です。
ISO9001:製品やサービスの品質向上や顧客満足の向上が目的
ISO22000:食品の安全確保や衛生管理の徹底が目的
また、ISO22000はHACCPの考え方を取り入れた管理手法です。
食品業界ではISO22000の取得が推奨されますが、品質全般の向上を目指す場合はISO9001の導入も視野に入れましょう。
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