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【必見】SDGsにISO14001を活用する

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2023年4月25日

【必見】SDGsにISO14001を活用する

SDGsにISO14001を活用させることは可能です。

SDGsは17の目標があり、環境に関連の深い課題への取り組みをISO14001のPDCAサイクルを回す仕組みに当てはめることで、効果的に活用することができます。

1.SDGsとISO14001の考え方の違い

まずは、ISO14001とSDGsの考え方の違いについてご紹介します。

SDGs(持続可能な開発目標)は、世界の持続可能な発展に向けた国際的な対応であり、2030年までに17の目標を達成することを目指しています。

一方、ISO14001は、環境マネジメントシステムの国際規格であり、企業が環境への影響を管理し、持続可能な開発に貢献するためのツールとして利用されています。

 

①目的の違い
SDGsは、世界の持続可能な発展を目指して、人々の生活や地球環境の保全を目的としています。
一方、ISO14001は、企業が自己責任で環境問題に取り組み、自社の経営において環境への負荷を下げることを
目的としています。

②アプローチの違い
SDGsは、国際社会が共有する目標を達成するために、SDGsに設定された17の目標と169のターゲットの中から、自社に関連性のある目標をピックアップし、優先順位が高いと判断される項目から、順番に取り組んでいくことになります。
より影響の輪を大きくするためにも、バリューチェーン全体で業界や社会と、自社との関係を俯瞰してみて、場合によっては外部と協働し課題への取り組みができると効果的になると思われます。

一方、ISO14001は、企業が自己責任で環境問題に取り組み、環境マネジメントシステムを構築することを通じて、環境問題の解決に貢献することが求められます。

 

以上のように、SDGsとISO14001は、目的やアプローチなどに違いがありますが、どちらも持続可能な社会の実現に向けてなすべきことが期待されています。

 

2.SDGsとISO14001関連性のある4つのポイント

SDGsは、17の目標があり、環境に関連の深い課題への取り組みが4つあります。

①目標 7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」の達成に向けて、
エネルギーの使用効率を向上させる取り組みを行います。

②目標12「つくる責任、つかう責任、そして捨てる責任」の達成に向けて、
資源の有効利用や廃棄物の削減・再利用を促進する。

➂目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成に向けて、
温室効果ガスの排出削減に取り組んでいます。

④目標15「陸の豊かさも海の豊かさも守ろう」の達成に向けて、
生物多様性の保全や森林伐採の削減を促進する。

 

上記の目標達成のためにISO14001のツールを活用することで、環境への影響を定量化し、削減目標を設定することができます。
また、環境マネジメントシステムを構築することで、持続可能な開発に必要なプロセスを導入し、ISO14001の取得認証などを通じて、外部からの信頼性向上や顧客からの支持獲得にもつながることもあります。

3.SDGコンパスとISO14001は相性が良い

SDGコンパスは、SDGを取り入れた経営戦略の構築を支援するためのツールであり、企業がSDGを経営に取り入れるためのアプローチを5つのステップで提供しています。
一方、ISO14001は、環境マネジメントシステムの国際規格であり、企業が環境への影響を管理し、持続可能な開発に貢献するためのツールとして利用されています。
どちらもPDCAサイクルを回す目的で設定されており、SDGコンパスとISO14001は相性が良いです。

進め方としては、SDGコンパスを活用することで、企業が自社の事業や製品、サービスがSDGsに貢献するかを評価しビジネス戦略を構築することができます。
SDGコンパスにて取り組む課題が明確になれば、ISO14001のツールを使うことで、持続可能な開発に向けて課題に対しての目標達成のための細かなプロセスを導入できます。

ISO14001を取得することで企業が環境に配慮した経営を行っていることを証明することができます。
さらに、SDGコンパスとISO14001を組み合わせることで、企業が持続可能な開発に貢献し社会的な信頼性を高める相乗効果が生まれます。

 

4.ISO14001とSDGsを同時に運用することは可能なの?

ISO14001とSDGsを同時に運用することは可能です。
SDGコンパスとISO14001を組み合わせることで、企業が持続可能な開発に貢献し、社会的な信頼性を高める相乗効果が生まれます。

SDGsは2030年まで、という長期的な目標時期が定められていますが、ISO14001は組織として年単位での活動を振り返る必要があります。
同時に運用する場合は、SDGsの活動も含めていきながら、年単位での目標設定を行うことで、短期的な目標設定も行えます。どちらの活動も行うのであれば、それぞれの利点を生かして活動していくのが良いでしょう。

 

5.ISOを活用したSDGs導入対応

大手製造機器メーカーでの実際の導入例はこういったものです。

・ISO14001の活動とSDGsの仕組みを統合しての運用
・SDGコンパスを活用して、活動すべき内容を洗い出し、実際に、ISO14001の目標管理計画書に
その内容を落とし込み、管理
・以前は、ISO14001の環境目標が形骸化して、むりやり目標設定していたが、SDGsでやるべきことを目標設定にでき、取り組みとしてホームページにて公開

 

環境への取り組みでやるべきことをうまく統合して、ダブルスタンダードにならずに運用できている良い事例だと思います。

これからますます、過去何年にも渡って運用しているISO14001と、新たな時流でのSDGsへの取り組みが
乖離していく企業が増えていくことが予想されます。うまく統合して効率的に運用していきましょう。

 

まとめ

ISO14001とSDGsには環境を保護するという関係性があります。
ISO14001は、環境を保護して、変化する環境状態に対応するための枠組みを組織に提供しようとする「環境」についてのマネジメントシステムです。それに対してSDGsは、みんながこの地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現するための道しるべ、いわばカーナビやコンパスのようなものです。

ISO14001とSDGsの考え方として下記4つの共通点があります。
①SDGコンパス(SDGs側の実施指針)は、ISO14001の基本のPDCAそのもの
②優先課題の決定
③目標の設定
④経営と統合

ISO14001とSDGsを同時に運用することは可能ですので、ご参考になさってください。

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