2024年9月5日
ISO14001の具体的な改訂内容や時期はまだ公表されていませんが、2〜3年以内に改訂された規格が発行される予定です。
スムーズに対応するためには最新情報を定期的に確認し、現状の課題を把握して見直すことが重要です。
1.ISO14001規格改訂状況について
ISO14001は、ISO/TC207という委員会が担当をしています。
明確な情報は公表されていないものの、その委員会による規格の改訂状況のページを確認すると
“Under development”(開発中)、ドラフトが委員会によってレビュー中となっています。
2.大幅な変更ではないのか?
追補改訂版が作成中ということは、既存の規格に簡単な改訂が加えられるだけということのようです。
その背景には、2021年に行われたISO14001ユーザー調査結果にて大幅な改訂に賛同しないという声が多くあったようです。
こうした結果を受けて、大幅な改定が見送られているのではないかと言われています。
3.具体的な変更点
追補改訂なので、規格要求事項そのものの変更はないと考えられていますが、下記の内容ではないかと言われています。
- 2021年に改定されたISOマネジメントシステム規格の「調和させる構造」への適用
(2021年に変更された箇条番号や箇条タイトルなどを統一しようというルールにあわせた変更) - ISO 14001附属書Aの記述の明確化
4.ISO14001追加改訂はいつ頃発行されるのか?
ISO14001の追補改訂に関して明確な情報は公表されていませんが、2024年の現時点では、委員会原案に対するコメントを締め切った段階です。
最低でも改訂は、2025年の半ばから後半くらいではないかと言われています。
5.まとめ
ISO14001の規格改訂について詳しい情報は公表されていませんが、改訂後にスムーズな対応を実施するために、最新情報を定期的に確認したり、現状の課題を把握・見直しすることが重要です。
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