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見た目に騙されるな!トロイの木馬とウイルスの本当の違いを徹底解説

2025年7月8日

見た目に騙されるな!トロイの木馬とウイルスの本当の違いを徹底解説

「トロイの木馬とウイルスって、どう違うの?」

結論からお伝えすると、トロイの木馬とウイルスは、目的も動き方もまったく異なるものです。

トロイの木馬は、見た目を安全そうに見せて人をだまし、情報を盗むことが目的。一方、ウイルスは自分でどんどん増えて、他のファイルやパソコンに広がるのが特徴です

この違いを知らずにいると、危険なソフトをうっかり開いてしまったり、正しい対処ができなかったりすることがあります。

そこで本記事では、トロイの木馬とウイルスの違いをわかりやすく解説し、それぞれの見分け方についてまとめました。

この記事を読めば、「トロイの木馬とウイルスの違いがよくわからない…」という不安が解消でき、両者の特徴や見分け方を正しく理解できるようになります。

どちらも身近に潜む危険ですが、違いを知ることで、適切な対応を考えられるようになります。

初心者の方でも安心して読める内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.トロイの木馬とは厳密にはウイルスではない

トロイの木馬は一般的にウイルスと呼ばれることが多いですが、正確にはウイルスとは異なる種類のマルウェアです。

ユーザーに気づかれないように端末へ入り込み、情報を盗んだり、遠隔操作を可能にしたりする危険なソフトです。

名前の由来は、ギリシャ神話に登場する「トロイの木馬」です。敵に贈り物と偽って大きな木馬を送り、中に兵士を隠して城内に侵入したという話があります。

この神話と同じように、トロイの木馬も見た目は無害ですが、開いた瞬間に中から悪意ある動作が始まります。

自ら広がるウイルスとは異なり、トロイの木馬はユーザーがファイルを開くことで動き出すのが特徴です。

そのため、だまされて実行してしまうケースが多く、被害が深刻化しやすい傾向にあります。

 

2.ウイルスの定義

ウイルス(コンピューターウイルス)とは、自分自身をコピーして他のファイルやシステムに広がり、意図しない動作を引き起こすプログラムのことです。

ユーザーの許可なしに動作し、端末に悪影響を与える点が大きな特徴です。

ウイルスは、人間の風邪のウイルスと似たような性質を持っています。

自分だけでは動けませんが、他のソフトやメール、USBメモリなどを通じて広がっていきます。

一度感染すると、ファイルの破損、データの消失、システムの不具合など、さまざまな被害を引き起こすのです。

多くの場合、感染してもすぐには気づきにくく、知らないうちに周囲のパソコンへも広がってしまうこともあります。

3.トロイの木馬とウイルスの違い

トロイの木馬とウイルスの違いについて、大きく分けて5つのポイントがあります。

  • 目的の違い
  • 感染・拡散の過程の違い
  • 自己増殖能力の有無
  • ユーザーの欺き方の違い
  • 検知のされにくさの違い

この違いを知らないままにしておくと、感染に気づくのが遅れたり、適切な対策ができなかったりする恐れがあります。

それぞれの違いについて、順番に見ていきましょう。

 

トロイの木馬とウイルスの違い【比較表】

比較項目トロイの木馬ウイルス
目的情報の盗み出し、遠隔操作、金銭の要求などデータの破壊やシステムの妨害、拡散による混乱の発生
感染のきっかけ

 

騙されて感染する自動的に広がっていく
拡散方法自動で拡散しない。人の操作が必要自分をコピーして他のファイルやシステムに広がっていく
自己増殖の有無なしあり
ユーザーのだまし方無害に見せかけて安心させ、実行させる気づかれずに勝手に侵入・拡散する
検知のされやすさ見た目が普通のファイルのため、気づかれにくい不自然な動きで発見されやすい

 

(1)目的の違い

トロイの木馬とウイルスでは、開発者が意図する目的に違いがあります。

トロイの木馬は、主に情報の盗み取りや遠隔操作などを目的とし、静かに端末を操作しようとします。

そして、金融情報やパスワードなどの個人情報を集めたり、内部からシステムを操作したりするなど、利益を得るための行動が主な目的です。

一方、ウイルスは、感染を広げること自体に重きをおいており、破壊や混乱を引き起こすことが目的であることが多いです。

ウイルスは広がることを最優先に作られており、感染先でシステムの破損を引き起こしたり、使用不能にさせたりといった損害を与えることを目的としています。

つまり、トロイの木馬は「こっそり盗む」、ウイルスは「広げて壊す」という目的の違いがあります。

 

(2)感染・拡散の過程の違い

トロイの木馬は、自ら他の端末へ感染を広げることはありません。

感染のきっかけは、あくまでユーザー自身の操作です。たとえば、請求書の確認や動画を見るといった名目で送られてくるファイルやリンクを開くことで、トロイの木馬が端末内で動き出します。

つまり、ユーザーが実行しない限り、感染することはないのです。

一方で、ウイルスはまったく異なる仕組みを持っています。

一度システムに入り込むと、自分自身をコピーして、他のファイルやプログラムに次々と感染していくのです。

USBメモリやネットワークを通じて他の端末へも広がるため、知らないうちに多くの被害が出る可能性があります。

このように、トロイの木馬は「ユーザーがだまされて招き入れてしまうタイプ」、ウイルスは「自動で広がっていくタイプ」と大きく性質が異なります。

 

(3)自己増殖能力の有無

トロイの木馬は、自己増殖の機能を持っていません。

つまり、一度端末に入り込んでも、自分から他のファイルやシステムに広がっていくことはできません。

感染はあくまで単発的で、次の端末への移動や拡散には、ユーザーの新たな操作が必要になります。

この点で、ウイルスとは大きく異なります。

ウイルスは、自らのプログラムを複製しながら別のファイルやアプリに感染していく自己増殖能力を備えているのです。

一度端末に侵入すると、複数の場所に隠れて広がったり、他のユーザーへも影響を与えたりするため、発見と駆除が難しくなります。

トロイの木馬は、見た目の安心感でだまし、「1台ずつ個別に感染」させるのに対し、ウイルスは広がること自体を目的とし、「コピーを作って次々と拡散していく」仕組みです。

(4)ユーザーの欺き方の違い

トロイの木馬は、見た目が安全そうなファイルやソフトに偽装して、ユーザーに自ら実行させることを狙います。

一方、ウイルスは、直接的にユーザーをだますのではなく、知らないうちに勝手に広がる仕組みです。

たとえば、トロイの木馬は「請求書の確認」や「重要な通知」といった文言を使い、正規のファイルに見せかけてユーザーの警戒心をゆるめます。

その上で、ファイルを開かせたり、アプリをインストールさせたりして感染を成立させるのが特徴です。

それに対してウイルスは、ユーザーの意図に関係なく、他のファイルやシステムに勝手に感染していきます。

操作をしなくても広がってしまうため、発見までに時間がかかるケースも少なくありません。

まとめると、トロイの木馬は「見せかけで安心させて実行させる」という巧妙な手口を使い、ウイルスは「気づかれずに静かに侵入し、拡散する」という違いがあります。

(5)検知のされにくさの違い

一般的に、トロイの木馬のほうが検知されにくく、発見が遅れる傾向があります。

これは、感染の仕方や動き方に原因があります。

トロイの木馬は、見た目が普通のファイルやアプリに偽装されており、表面的には不審な点がないように作られてるのが理由のひとつです。

また、ユーザーが自らファイルを開いたりインストールしたりしなければ動き出さないため、セキュリティソフトのリアルタイム監視でも見落とされることもあります。

とくに、新種やカスタマイズされたタイプは、既存のウイルス定義ファイルに登録されていない場合も多く、検知が難しくなります。

一方、ウイルスは自己増殖して他のファイルに感染するため、その挙動が不自然で目立ちやすく、セキュリティソフトに引っかかる可能性が高いです。

また、過去に見つかったウイルスと同じような動きをしていれば、すぐに危険だと判断されやすくなります。

このように、トロイの木馬は「見えにくい巧妙さ」、ウイルスは「拡散による目立ちやすさ」という違いがあり、検知の難易度にも差があります。

4.まとめ

今回は、トロイの木馬とウイルスの違いについて詳しく解説しました。

トロイの木馬は、安全そうに見えるファイルやアプリに偽装して、ユーザーをだまし、情報を盗んだり遠隔操作を行ったりするマルウェアの一種です。

一方、ウイルスは自らをコピーし、他のファイルやシステムに感染を広げながら、破壊や妨害などの被害を引き起こす特徴があります。

両者は、感染の仕組み、拡散の方法、目的、ユーザーのだまし方、そして検知のされやすさにおいて大きく異なります。

それぞれの違いを正しく理解することで、予防や早期対応がしやすくなり、被害の拡大を防ぐことにもつながります。

日常的に使っているスマートフォンやパソコンを守るためにも、今回の内容をぜひ役立てていただければ幸いです。

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