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【事例付き】統合マネジメントシステムの定義から特徴、導入時のポイントまでを徹底解説

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2025年12月24日

【事例付き】統合マネジメントシステムの定義から特徴、導入時のポイントまでを徹底解説

統合マネジメントシステムを導入することで、品質・環境・安全など複数の規格に共通する部分を整理してまとめることで無駄をなくし、全社的に統一した方針のもと効率的に運用することが可能です。本記事では特徴や導入のポイント、事例を解説し、自社に導入する意義と実践のヒントを紹介します。

「統合マネジメントシステムって何?」

「導入すると本当に効率化できるの?」

結論からお伝えしますと、統合マネジメントシステムを導入することで、文書や業務を一元化し、監査の負担を減らせます。さらに、全社的に統一した方針のもとで効率的に運用できるようになります。

なぜなら、品質・環境・安全など複数の規格には共通する部分が多く、それらを整理してまとめることで無駄をなくすことができるからです。

この記事では、統合マネジメントシステムの特徴、導入のポイント、そして具体的な構築事例を順番に解説します。

最後まで読むことで、自社に導入する意義が理解でき、効率的で一貫した仕組みづくりのヒントが得られるでしょう。

1.統合マネジメントシステムとは

統合マネジメントシステム(IMS:Integrated Management System)とは、品質・環境・安全といった複数の管理の仕組みを一つにまとめ、効率的に運用するための仕組みのことです。

企業や組織が共通の方針を持ち、重複をなくして全体の流れを整理することが目的です。

従来は、品質管理や環境管理などを別々に扱うことが一般的でした。しかし、それぞれに会議や書類作成が必要となり、担当者の負担が大きくなるという課題がありました。

そこに統合マネジメントシステムを導入すると、共通する部分を一元化できるため、無駄が減り、審査や教育もまとめて行えるようになります。

その結果、時間やコストを節約しつつ、全社的に一貫した目標を持つことが可能になります。

2.統合マネジメントシステムの特徴

統合マネジメントシステムの特徴は、大きく分けて以下の4つです。

  • 共通のルールによる文書運用の統一化
  • 重複業務の削減と運用効率の向上
  • 監査・審査の統合による負担の軽減
  • 全社的な方針や目標の一貫性の確保

それぞれの内容について、わかりやすく解説していきます。

(1)共通のルールによる文書運用の統一化

複数の規格を導入すると、文書や手順がばらばらになりやすく、現場で混乱を招くことが多々あります。

統合マネジメントシステムでは、品質・環境・安全などに共通するルールを定め、一つの体系にまとめることが可能です。

そうすることで、必要な文書が探しやすくなり、担当者の理解も深まっていきます。

(2)重複業務の削減と運用効率の向上

規格を個別に運用すると、会議や報告書作成など同じような作業が繰り返され、担当者の負担が増えてしまう傾向にあります。

統合マネジメントシステムを導入することで、それらの業務をまとめて行えるようになり、無駄な作業を大幅に減らすことが可能です。

結果として、時間やコストの節約につながります。業務の効率が高まれば、余った時間を改善活動や新しい取り組みに活用できるようになるでしょう。

(3)監査・審査の統合による負担の軽減

ISOの認証を複数取得している場合、それぞれの規格ごとに監査や審査が行われます。そのたびに準備や対応が必要となり、現場や事務部門に大きな負担がかかります。

統合マネジメントシステムでは、これらを一度に実施できるため、作業時間の短縮とコスト削減が実現できます。

準備が減ることで、現場は本来の業務に集中しやすくなり、改善活動も進めやすくなります。結果的に、監査や審査を単なる確認作業ではなく、成長の機会として活用できるのです。

(4)全社的な方針や目標の一貫性の確保

部門ごとに異なる規格を導入すると、方針や目標がばらつきやすく、組織全体の方向性が分かりにくくなります。

そこで、統合マネジメントシステムを導入すれば、経営層から現場まで共通の目標を持ち、全員が同じ方向を向いて行動できるようになるのです。

一貫性のある方針は、組織文化として定着しやすく、従業員の意識統一にも役立ちます。

3.統合マネジメントシステムの導入4つのポイント

統合マネジメントシステムを導入する際のポイントは、以下の4つです。

  • 統合の対象とする規格を明確にする
  • 共通化できるプロセスと文書を整理する
  • 経営層のコミットメントを確保する
  • 従業員への教育と周知を徹底する

事前に押さえておかないと、導入が場当たり的になり、システムが形骸化してしまうかもしれません。

導入の準備から運用まで、順番に解説していきます。

(1)統合の対象とする規格を明確にする

統合マネジメントシステムを導入する際は、まずどの規格を統合するのかを明確にすることから始めます。

品質、環境、安全、情報管理など、組織の事業に直結する規格を選ぶことがポイントです。

対象が曖昧なまま進めると、後になって文書や仕組みの整合性が取れなくなり、運用が複雑になる恐れがあります。

自社の経営方針や社会的責任を踏まえて、必要な規格を判断することが重要です。

▼以下の記事でもそれぞれの統合について説明しております。

(2)共通化できるプロセスと文書を整理する

規格ごとに管理手順を分けてしまうと、同じような作業や書類が重複してしまいます。

統合マネジメントシステムでは、共通する部分を整理し、一つの流れにまとめることが特徴です。

例えば、会議の記録や内部監査の手順は、多くの規格で共通しています。これらを一本化することで、担当者の負担が減り、記録の整合性も高まります。

また、文書が統一されていれば、誰が見ても理解しやすく、教育や引き継ぎにも役立つでしょう。

(3)経営層のコミットメントを確保する

統合マネジメントシステムを形だけ導入しても、経営層からのアプローチがなければ定着は難しいものです。

トップが方針を示し、自ら取り組む姿勢を示すことではじめて、全社に伝わります。

経営層のリーダーシップがあれば、導入に必要な資源の確保や方針の明確化が迅速に進むでしょう。

また、現場の従業員も経営層の姿勢を見て、取り組みを自分事として捉えやすくなるはずです。

(4)従業員への教育と周知を徹底する

システムを導入しても、現場の従業員が理解していなければ導入の効果は十分に発揮されません。

そのため、教育や周知活動を通して、仕組みの内容や意義を全員に伝えることが必要です。

具体的には、導入時に説明会や研修を行い、マニュアルを分かりやすく整備することが有効です。

従業員一人ひとりが役割を理解し、日常業務の中で実践できるようになることが、統合マネジメントシステムを根付かせる第一歩となります。

4.統合マネジメントシステムの構築事例

ここからは、統合マネジメントシステムの構築事例を取り上げ、実際の取り組み内容や成果について紹介していきます。

(1)東洋製罐株式会社

東洋製罐株式会社は、ISO9001(品質)、ISO14001(環境)、FSSC22000(食品安全)の3規格を統合し、統合マネジメントシステムを構築しました。

2012年から統合に取り組み、2014年にはグループ会社を含めた運用体制を確立。日本品質保証機構(JQA)から国内初のIMS運用証明書を取得しました。

この取り組みにより、審査や文書管理の効率化を実現し、社内外における信頼性や管理体制の強化にもつながっています。

参照:東洋製罐株式会社様(統合マネジメントシステム) | ISO認証事例一覧 | お客さまの活用事例 | 日本品質保証機構(JQA)

(2)株式会社堀場製作所(HORIBAグループ)

堀場製作所は、1993年にISO9001を取得し、2004年に品質・環境・安全を統合したIMSを導入しました。

2011年にはHORIBAグループ全体へ展開し、2014年には事業継続(ISO22301、2024年に返上)まで統合。

結果として、重複業務を削減し、リスク意識を全社に浸透させることに成功しました。

参照:統合マネジメントシステム – HORIBA

(3)近畿健康管理センター(KKC)

近畿健康管理センターは、品質(ISO9001)、環境(ISO14001)、情報セキュリティ(ISO27001)の3つのマネジメントシステムを統合し、体系的に運用しています。

これにより、各規格の強みを相互に活かし、業務効率と組織パフォーマンスの向上を追求しています。

参照:統合マネジメント | 一般財団法人 近畿健康管理センター

5.まとめ

今回は、統合マネジメントシステムについて、その定義から特徴、導入時のポイント、さらに実際の事例までを解説しました。

統合マネジメントシステムとは、品質や環境、安全など複数の規格を一つの仕組みにまとめ、効率的に運用するための体系です。

文書や業務の一元化により監査の負担を軽減し、全社的に統一した方針のもとで活動を進めることが可能になります。

この記事を通して、統合マネジメントシステムの全体像を理解し、自社に導入する意義を判断できるようになれば、より効果的な仕組みづくりに役立つはずです。

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