2019年6月29日
本日は国際相互認証についてお話しします。
「国際相互認証」という言葉でわかるように国を超えて共通の基準で認証を行うことです。
自由貿易を目的に「国際規格」への統一化が進む一方、
規格そのものだけでなく、基準認証制度も国際間で「相互承認」を行うことで、
整合性を図る動きが活発に なりました。
基準認証における相互承認協定とは、
基準認証の手続が両国間で異なる場合であっても、
自国の基準に基づいて行われた認証結果を相手国内でも受 入れる制度のことをいいます。
当初は、各国の認証機関同士が審査結果について相互承認することが想定されていました。
しかし、認証機関の出したそれぞれの 審査結果を同等だと認めるには、
審査結果が膨大な量になるため、審査結果でなく、認定機関同士の相互承認に代わることになりました。
国際 規格に基づいた認証制度(マネジメントシステムの認定)を各国独自に実施するのではなく、
国際的に通用するものとすることで、
認証の重複を防ぐことがで き、
国ごとに同じシステムの審査登録を実施する手間や時間を省くことができます。
そのためには、認証機関の間で、
認証に必要な工程(プログラム)の同等性 を確保することが必要不可欠になってきます。
その同等性の確保のために認定機関同士が相互承認を行うのです。
(日本適合性認定協会ホームページ参照)
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