2019年6月25日
今回のテーマは「Pマーク(プライバシーマーク):審査機関に違いってあるの?」です。
意外と知らない審査機関の豆知識、ちょっと知ってるだけでどや顔ができてしまう情報をお届け致します。
どや顔ポイント①:Pマーク(プライバシーマーク)の審査機関って??
審査機関にはPマーク(プライバシーマーク)指定審査機関というものがあります。
それは、プライバシーマーク制度付与機関である、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(略称:JIPDEC)によって指定された民間事業者団体です。
審査機関は、会員からのプライバシーマーク付与に係る申請の受付・審査と付与適格決定可否等、付与機関と協調してプライバシーマーク制度の運用に重要な役割を担います。
審査機関の主な業務は、指定の際に決定されますが、概ね以下の通りです。
- 会員各社からのプライバシーマーク付与適格性審査の申請の受付
- プライバシーマーク付与適格性審査の申請の審査
- 付与適格決定の可否の決定
- プライバシーマーク付与適格決定を受けた会員の指導、監督
- 個人情報保護の推進のための環境整備
- 当該業界の模範となる個人情報保護のための「業界ガイドライン」の策定
- 業界ガイドラインに基づく個人情報保護マネジメントシステムの策定
- 会員各社に対する個人情報保護マネジメントシステム策定の支援、指導
JIPDECホームページ引用
https://privacymark.jp/system/about/agency/about.html
審査機関はあくまで現地審査を実施する機関であり、Pマーク(プライバシーマーク)を認証・発行しているのは、一般財団法人日本情報経済推進協会(JIPDEC)になります。
どや顔ポイント②:審査機関ってどのくらいあるの??
現在プライバシーマーク指定審査機関は18社あります。
- 一般社団法人情報サービス産業協会[JISA]
- 一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会[JMRA]
- 公益社団法人全国学習塾協会[JJA]
- 一般財団法人医療情報システム開発センター[MEDIS-DC]
- 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会[全互協]
- 一般社団法人日本グラフィックサービス工業会[JaGra]
- 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会[JUAS]
- 公益財団法人くまもと産業支援財団[KPJC]
- 一般社団法人中部産業連盟[中産連]
- 一般財団法人関西情報センター[KIIS]
- 一般財団法人日本データ通信協会[JADAC]
- 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会[CSAJ]
- 特定非営利活動法人みちのく情報セキュリティ推進機構[TPJC]
- 一般社団法人日本印刷産業連合会[日印産連]
- 一般財団法人放送セキュリティセンター[SARC]
- 一般社団法人北海道IT推進協会[DPJC]
- 特定非営利活動法人中四国マネジメントシステム推進機構[中四国MS機構]
- 一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム[MCF]
大元の一般財団法人日本情報経済推進協会(JIPDEC)を入れると19社です!
JIPDECホームページ引用
https://privacymark.jp/system/about/agency/member_list.html
どや顔ポイント③:それぞれの審査機関は何が違うの??
審査機関の名前を見てもわかるかも知れませんが、審査機関は業種や本社所在地によって審査が受けられる受けられないがあります。
例えば、一般社団法人中部産業連盟[中産連]は、愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県に本社が所属する事業者を対象としており、一般社団法人北海道IT推進協会[DPJC]は北海道に本社が所在する事業者が対象となります。
その他業種では、放送事業者は一般財団法人放送セキュリティセンター[SARC]、保健・医療・福祉分野の事業を営む事業者は、一般財団法人医療情報システム開発センター[MEDIS-DC]であったりします。
どや顔ポイント④:審査機関によって料金は変わるのか???
ずばり、審査料金は変わりません!!!
どの審査機関を利用したとしても、「申請料」「審査料」「付与登録料」は変わりません。
小規模、中規模、大規模によって料金が変動するのみです。
詳しい料金内容については、JIPDECのホームページをご参照ください。
ただし、会員制により入会金や年会費を取っている審査機関もあります。所属しようとする審査機関のホームページをよく読みましょう!
どや顔ポイント⑤:審査機関の選び方はあるのか?
先ほど審査機関は業種や本社所在地によってでも判断ができるとお伝えいたしましたが、もう一つ審査機関を選ぶ際に知っておきたいことがあります!
それは、現地審査時の審査員の交通費です!!!!
意外と気が付きにくい部分ですが、少しでも費用を抑えたいと考える皆様はここまで気にしてみてはいかがでしょうか。
例えば、大阪に本社があるにも関わらず、一般財団法人日本情報経済推進協会(JIPDEC)に現地審査をお願いするとします。
現地審査当日は審査員が2名来ます。2名分の東京から大阪まで新幹線代を計算すると、
27,240円(東京駅~新大阪駅往復)×2(審査員2名分)=54,480円です。
これが2年に1度現地審査のたびにかかります。
が、しかし!!!
大阪にある審査機関一般財団法人関西情報センター[KIIS]にて現地審査を実施すればこの分の料金がかかりません!これは審査機関選定や見直しの機会にはぜひ考えておきたいどや顔ポイントですね。
どや顔ポイント⑥:審査の厳しさ、スピード感は違うのか?
現地審査後に必ずでる宿題の指摘事項があります。この量は正直審査機関によって様々ですが、当日来る審査員によって違うと思っていただいた方がいいかと思います。
現地審査時の雰囲気も審査員次第です。当たり外れは残念ながらあります。
それよりも圧倒的に違うことがあります。それは現地審査までの待ち時間です!
やはり大元のJIPDECは登録している企業も多いので、申請を出してから実際に現地審査が行われるまで大体3~4ヶ月かかります。
その他の審査機関であれば大抵2.5~3ヶ月くらいです。年末年始等時期的には込み合っていることもあります。
どや顔ポイント⑦:審査機関は変更できるのか?
はいできます!
申請書類を提出するときに、審査を受けたい審査機関へ申請書類を提出するだけで変更が可能です。
しかし、審査機関によっては、事前に入会が必要であったり、業種によっては審査が受けられなかったりする審査機関もあるので、変更前に電話で確認するのが効率的です。
以上7つのどや顔ポイントをお送り致しました。1つでも覚えてぜひどや顔をしてみてください。
審査機関の選定に困ったり、どんな審査機関が良いかで悩んだりした場合はぜひご相談ください!
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