2019年6月7日
目次
4月など人事異動の時期に差し掛かると増えるご質問があります。
それは、「今年からISO9001の管理責任者に任命されたけど、何をすればいいの?」というものです。
引継をされたけけどISO9001の言葉が難しくてすぐに理解できない。または、ISO9001前任者が辞めて、急に担当になったけど全くわからない。というようなケースをよくおみかけします。急にまかされると分からないのは当然だと思います。
ISO9001の要求事項
それでは、例えばISO9001ではどのように記載しているかというと、
トップマネジメントは、組織の管理層の中から管理責任者を任命しなければならない。
管理責任者は、与えられている他の責任とかかわりなく、次に示す責任及び権限をもたなければならない。
a) 品質マネジメントシステムに必要なプロセスの確立、実施及び維持を確実にする。
b) 品質マネジメントシステムの成果を含む実施状況及び改善の必要性の有無について、トップマネジメントに報告する。
c) 組織全体にわたって、顧客要求事項に対する認識を高めることを確実にする。
注記1 管理責任者の責任には、品質マネジメントシステムに関する事項について外部と連絡をとることも含めることができる。
注記2 管理責任者は,上記の責任及び権限をもつ限り、一人である必要はない。
このように記載されています。
解説
難しい日本語でかかれていますが、お仕事のためのルール作りや実施、お仕事の成果などをトップに報告、社内のお客様要求への認識を持たせると言ったことが役割になります。
そこまで難しいことではなく、自社のお仕事を上手くいくように管理して、その状況をトップに報告し、従業員に意識を持たせるだけです。また、急に振られて担当が重荷な場合は、もう一人管理責任者を任命して下さいと言ってみるのも手かもしれません。
ISO9001の要求事項の記載を見て頂くとわかりますが、管理責任者は複数名でもかまいません。
なによりも御社の仕組みが上手く動くように進められるように運用しましょう。
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