ISO9001認証お役立ちコラム
2019年6月29日
不適合といっても業界ごとにイメージが違い
どういう情報を不適合扱いにすると良いでしょうか?
ISO9001の要求事項「8.3不適合製品の管理」には以下のように書かれています。
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組織は,製品要求事項に適合しない製品が誤って使用されたり,又は引き渡されることを防ぐために,
それらを識別し,管理することを確実にしなければならない。不適合製品の処理に関する管理及びそれに
関連する責任及び権限を規定するために,“文書化された手順”を確立しなければならない。
該当する場合には,組織は,次の一つ又はそれ以上の方法で,不適合製品を処理しなければならない。
a) 検出された不適合を除去するための処置をとる。
b) 当該の権限をもつ者,及び該当する場合に顧客が,特別採用によって,その使用,リリース,又は合
格と判定することを正式に許可する。
c) 本来の意図された使用又は適用ができないような処置をとる。
d) 引渡し後又は使用開始後に不適合製品が検出された場合には,その不適合による影響又は起こり得る
影響に対して適切な処置をとる。
注記 :c) 本来の意図された使用又は適用ができないような処置をとる”とは“廃棄すること”を含む。
不適合製品に修正を施した場合には,要求事項への適合を実証するための再検証を行わなければならない。
不適合の性質の記録,及び不適合に対してとられた特別採用を含む処置の記録を維持しなければならない。
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ISO9001での「不適合製品」の考え方は、建設業では施工に関連して発生する不良と考えれそうです。
下記の4つの方法が不良品が発生した時の処理方法です。
どの方法をとるか考え、とった処置を記録することが求められます。
1.手直し・・・破損や汚れなど、そのまま施工物として提供できない状態のものを直す事。
2.特別採用・・・不良の程度にもよるが特定の責任者や顧客がそのままで良いと判断した場合。
3.ランク付けの変更・・・いわゆるアウトレット品です。値段や格付けを下げて販売する事。
4.廃棄・・・処分する事。
視点としては、現場の5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の不十分な箇所や、労働安全衛生に関わりますが
労災に繋がりそうな、作業員の作業や行動を不適合として扱っても効果的かもしれません。
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